ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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発電機の防音化

2016-07-24 |  発電機の防音化

気ままな旅 48日目

 

今日は天候が曇りだったので、移動は止めて昨日からの道の駅「摩周温泉」に居座った。

朝からテレビとパソコンそして、時折 行き交う車を眺めて過ごした。

新しい写真もないので、過去の快適化の一部をブログにアップする。

今回は、マニアックに発電機について。

ZIL520には、12V 100AHのバッテリーが3個載っていて、一日に100AH消費しても、晴天であれば屋根に付けたソーラーでフル充電が可能だ。しかし、雨天の場合はそうはいかない。多少はソーラーで充電しても及ばない。そうなると、エンジンを掛けるしか方法がなくなる。


我が家は愛犬が一緒の場合が多く、特に食べ物屋さんなんかでは、愛犬は車内で留守番。そうなると九州の夏は暑く、エアコンは必須の設備となる。バッテリーでエアコンを稼働するのは、テスト的には行なってもバッテリーに与えるダメージを考えると実用的ではない。

当初、セルモーターが付いたヤマハのEF2800ISEを購入して、改造しかけたが重量が重く、ZIL520にはとても積めないと判断。

ホンダの16i、9iを検討した。ZIL520のエアコンは、何とか9iでも動く事が判明。余裕を持った16iにしようかと思ったが、9iであればゴミ箱を撤去する事で簡単に搭載可能だと判断した。

 

プロトタイプを製作

あくまでプロトタイプなので、つぎはぎだらけで見栄えは悪い。

この写真は先ほど撮ったもの。

左下のコンセントは外部入力用。その隣の黒いのは外部入力と発電機を切替えるスイッチと電源が来ている事を示すランプ。BOX周囲のアルミアングルは見栄えをよくする為に取付けたが、かえって目立つようになった。プラスチック製のツイストロックが壊れても発電機が後ろに下がらないようにシャーシに紐を掛けてBOXのフックに引っ掛けている。オレンジ色のスパイラルゴムは発電機を引出した時に紐が取れなくならないようにとのリード。

 

これも、今 撮ったものだが、ゴミ入れを撤去して9iが入る箱を12mmのコンパネを2枚重ねにして作った。単体だと板が共振して、大して音は下がらないので2枚重ねて接着しているが、厚み20mm位のベニヤにレアルシルト等を張ってもよいと思う。遮音対策は質量測に比例するので、防音性能を確保して軽く作るのは至難の業だ。

発電機BOXは、アルミアングルを取付けて振動防止のゴムを敷いた上に乗せているだけだ。市販の防振ゴムは高さがあるのでレールとアルミアングルの間には入らない。

手前は発電機の全運転時間のアワーメーターとリセットできるアワーメーターで、エンジンオイルの交換や今回、何時間稼働したかを把握する為に付けている。単純に余っているから2個付けただけ。

 

 

横から見たところ。

 

防音BOXの全重量は約18kg (発電機は入ってない状態 9iは約13kg)

 

スターター部分

 

チョークの扉だが、ナンバープレートの裏になるので操作しにくい為、棒にクリップをつけて横から引くようにした。

 

BOXの内部

9iからの排気が室内に回り込まないようにする。回り込むとオーバーヒートするので、排気側とは完全に遮断する必要がある。

右上の白いコーキングはファンを取付けようとしたが、必要無い為に穴を塞いだ痕。その下はコンセントと燃料ホースが入る窓。燃料のガソリンはバゲージルームの下の物入れに20リッターのステンレス缶を入れて、それからホースを引いている。

 

内部の様子。

ここからは見えないが、排気側は2部屋に仕切って、外部への排気は底に穴をあけている。

 

このゴムを取付けた板がシャッターとなり、排気を遮断する。

 

板を取り付けたところ。発電機は、オフのみ室内からスイッチ操作で止めるようにしている。発電機を簡単に取出せるのでメンテも楽だ。

 

小さな発電機だが、騒音も少なく、エアコン用だけでなくサブバッテリーの充電などにも結構役立っている。

稼働時の騒音は、騒音計で測定してないので数値的には不明。負荷によって騒音の大きさは当然変わるが、あまり気にならない。

これは6年前に作ったプロトタイプだが、充分実用になっているので使っている。雨天の走行時の水濡れ防止と、目立たないように外側はオイルステンを塗っているがほとんど濡れない。次回製作するときには、内側に吸音材を張り、もっと格好良く作ろうと思う。

 

 

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コメント
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