今日で11月も終わりかと思うと一年が経つのが早い。
寒波が来るらしいが昨日も今日もかなり暖かい。
今朝6時の外気温は14.6度で、朝の歩きではすぐに汗が出る。
今回は、キャンカーに設置されているソーラーパネルが高電圧タイプなので、リチウム化でソーラーコントローラーをそのまま使うためのチェックと対策をやろう。
一般的なソーラーコントローラーは、温度センサーが内蔵されているものは少ないが、このMorningstarのSS-MPPT 15には小さな温度センサー (サーミスタ) が付いている。
ちょっと見ても分かり難いが、ボールペンの先くらいの大きさのものが温度センサー。
この働きは気温によって鉛バッテリーが充電しやすいように、充電電圧を13.8Vくらいから15.0Vくらいまで可変している。
うちにも同じコントローラーがあるので、今回はこれを使って温度による出力電圧の変化を簡単にチェックする。
エンゲルの34リッターの冷蔵庫にコントローラーを入れて冷やす。
ソーラーは120Wのパネルにつながっている。
全体の実験風景。
モニターの表示は華氏表示の29F(摂氏 マイナス1.7度)
このときのバッテリー電圧は 14.99V。
リチウムバッテリーの充電には電圧が高すぎる。
実際のバッテリー電圧はテスターで15.00Vになった。
このコントローラーは温度センサーを取外せないが、リモート温度端子にダミー抵抗(10KΩ)を噛ませれば、いつも25度の状態になる。
こうすると充電電圧は、気温に関係なく14.4Vで一定出来る。
サーミスタの温度と抵抗の関係はこちら。
リモートパネルの表示は華氏表示の29F(摂氏 マイナス1.7度)で充電しているのを確認。
アクリル板でカバーしてアナログメーターの充電量の様子を観察。
温度変化に関係なく電圧は14.40Vボルトで一定になった。
ソーラーコントローラーでリチウムバッテリーの設定がないものは、温度センサーが付いていたら外さないと温度によって充電電圧が変化する。
多くのコントローラーは鉛バッテリーの場合は20~25度を基準にして気温が上がれば充電電圧を下げるが、気温が下がればその電圧を上げている。
冬は寒くなるほど充電電圧が上がるので、リチウムバッテリーに対しては過充電の状態になりやすい。
しかし、最近のリチウムバッテリー設定があるコントローラーは、温度センサーを付ければ0度以下になると充電を遮断するようになっているので、思い違いしないように気をつけよう。
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