キャンピングカーのリチウム化で必要なものは、リチウムバッテリーとAC充電器、走行充電器が主なもの。
今回は軽キャンレジストロのリチウム化にあたり、現状のシステムがどんなものかをチェックする。
それによって必要なものと不要な物を洗い出す。
北海道でキャン友さんと会ったときに、室内をザッと見せてもらったが、見慣れない機器が付いていた。
そのため今回はキャンカーを少し預かって細かい所をチェック。
一緒に持ってきてもらった説明書一式。
レジストロの使い方と個別の機器の説明書はあるが、肝心な電気配線図が見当たらない。
ガーーン
気を取り直して進めよう。
エントランスの右側がスイッチ類。
左上にあるのがバッテリーモニターで、サブとメインバッテリーの電圧が小さく表示される。
あまりに文字が小さく、老眼のボクには見えない。
あれっ!? バッテリー残量計がないぞ。
バッテリー残量計が無いのは最近の車にしては珍しいね。
室内照明や流しのポンプのスイッチ類とエアコンのスイッチ。
コンバーターとあるのはサブバッテリーの充電器のことか。
そしてポータブルのクーラー。
ビックリしたのが、インバーターのスイッチの場所。
キッチンのテーブルを上げた中にインバーターがある。
ソーラーコントローラーの裏にインバーターがあって、AC100Vが欲しいときには、手を伸ばしてそのメインスイッチを入れる。
テレビを見る時にもこんな面倒な事を毎回やるらしい。
さすがにこれにはビックリしたが、こんな不便な事はやってられないぞ。
ソーラーパネルは100Wで、コントローラーはレノジーの20Aが付いているのでこれはこのまま使える。
配線はやたら細いのでソーラーパネルを大きくしたら引き直しだな。
配線図が無いのでソーラーコントローラーと裏板を撤去して後ろを調べた。
走行充電リレーとインバーターをチェック。
インバーターは初めて見る2KWの物。
ネットで調べたらインバーターは有ったがリモコンが見当たらない。
走行充電リレーは200Aの国産品でこれは大丈夫。
こちらは海外製の走行充電器。
LiTimeと同じものなら多分40Ah程度でこれは使えそう。
左の壁に付いているのがAC充電器。
バッテリー庫は狭いのでここに容量の大きいリチウムバッテリーを設置するのは難しい。
この鉛バッテリーを撤去したら配線をまとめるのにバスバーが必要だ。
キャン友さんがリチウムバッテリー設置する場所は一番後ろの収納を希望。
ベースは軽トラックだが、足回りを強化しているので、大丈夫だろう。
かなり大きなものまで入りそう。
このAC充電器は使えるかも知れないので、取り外してテスト。
充電器とそのコントローラー。
こちらが電源部
これが充電器のコントローラー
実際に充電して電圧や電流をチェック。
結論として、リチウムバッテリーにも使えるが満充電にできないのと充電電流が少ない。
これはこれで使って、別途充電器が必要。
ちなみにこれがビルダーさんのリチウム化の費用。
200Aから300Aは22万円の差でかなりなもの。
使える機器が何となくわかったので、次回は新しいリチウムシステムを計画(レイアウトとバッテリー容量)しよう。
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