ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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Li Timeの 12V 200Ah PLUSの内部公開

2023-02-27 |  サブバッテリー

今回はこれまで色々テストしてきたLiTime 12V 200AhのLFPを分解してみた。

分解にあたり、丸鋸でケースの上を飛ばしてやろうと思ったが、本体がIP65規格とのことなのでどの程度かを確認することにした。

接合部からカッターを入れて周囲のシールを切って、マイナスドライバー2本で少しづつこじ開けた。

奮闘すること 1 時間程度掛かってようやく上ぶたが開いた。

ふたの勘合にシール材がびっしりと入ってゴミどころか水もまったく入らないくらい。 

 

 

上ふたを取るとドーンと現れるのが大き目のBMSで、基盤は2枚が合わさったもの。

このバッテリーのBMSは200Aの大容量のもので過去にも見たことがある。

右上の白いリードは温度センサーで、その下はセルの電圧測定リード。

 

 

ケースから取り出したが、ケース底面に両面テープで固定されていたので無理やり引き出した。

 

 

硬質のスポンジでケースとの隙間を埋められている。

 

 

セルは横向きで置かれていて100Ah×2を並列にして1Sとし、それを直列に4Sとしている。

 

 

セルとセルの間には樹脂製のセパレーターを挟んで、全部のセルをPPバンドで結束している。

手前に見える側が底部にあたる。

 

 

手前側の四角い穴は安全弁につながる空洞。

 

 

セル電極とバスバーの接続は、ボルト締めではなく溶接となっている。

長期で使用するとボルト締めが緩んだり、バスバーのわずかな接触不良により電圧差が生じる。

溶接することにより接触不良によるセルのバランス不良はなくなる。

 

 

 

 

セルどうしをつなぐバスバーは、バッテリーの経年劣化による膨張代を考慮したもの。

 

 

出入力端子につながる配線はビニルではなくシリコン被覆なので熱にも大丈夫そう。

 

 

このBMSはデータ出力機能が設けられてないので、今回開けたついでにリポメーターの配線を行った。

 

 

バッテリー電圧 13.32V

 

 

No1 セルの電圧は3.333V

CELLボタンを押せばセル1から4まで切替わる。

 

 

セルの最大と最小の差は9mV

 

 

上ぶたの側面にセルメーターの配線取り出し用の穴を開けた。

ケースとの隙間がなくて入れるのはキチキチ。

 

 

セルメーターは電圧を測るだけのもので、入出力の電流や残量は測れない。

4セル分の電圧を同時に表示させられる物もあるが、見にくかったりでこれといったものが見つからない。

 

 

セルメーターは満充電や放電時が一番セルバランスが崩れるので、どの程度バラツくのかが分かる。

今回は充放電時のセルの電圧チェックするためにセルメーターを取付けたが、普通使う上では不要なもの。

 

 

汎用型のケースを利用している割には内部もしっかりした作りで、少々手荒に扱っても壊れることはなさそう。

バッテリーの充放電では、BMSのバランス機能も優秀で特定のセルが電圧暴走することも認められなかった。

これまで中華製パッケージ型のバッテリーをいくつも見てきたが、LiTimeのバッテリーは構造的にも電気的にもかなり優秀だと思う。

 

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★ LiTimeの12V 40A 充電器を試してみた

★ LiTime の200Ah LFPをキャンピングカーに設置

 

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コメント (10)
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