キャンカー友達がジル520をリチウム化する大きな目的は・・・
電子レンジはエンジンを掛けずにそのまま使いたいし、夏の夕方にはエアコンもそこそこ使いたい。
パソコンでモニターをつないで頻繁に動画編集をやりたいので600Ah程度ほしいとの要望があった。
動画編集は時間も掛かるし大きなモニターは電気も食う。
リチウムバッテリーの容量は大きいほうがいいに決まっている。
しかし大容量のリチウムは高価だしサイズも大きい。
バッテリーの置き場所はこのセカンドシートの下しかない。
今は鉛バッテリーが入っているこの場所と・・・。
その隣の物入れ。(あまり大したものは入ってなさそう。)
ここで600Ahのリン酸鉄リチウムバッテリーを載せるとしたときの候補は
① 300Ahの生セルを8個使って200A程度のBMSで組む。
サイズ的には今のバッテリー庫に入る。
大きさは生セルを入れるケースにもよるが、100Ahの鉛バッテリーが2個分よりちょっと大きいくらい。
生セルで組むメリット
最近は送料が高くなったが価格が安いのと、セルに合わせたケースに入れれば小型化できる。
デメリット
中国に発注して、送られてくるセルが全て同じものだという保証はない。
セルを組み上げて初めてバッテリーとして機能するので組上げ方次第で性能が左右する可能性がある。
セルどうしをつなぐバスバーの固定がボルト接続になる。(長期的に電極やバスバーの腐食により接触不良を起こす)
汎用品のBMSとバランサーを使用するので、バッテリーの容量にあってない。(セルバランスが崩れる可能性あり。)
製品に保証は付かない。
バッテリーの寒さ対策でヒート機能を付ける場合はBMSも専用のもが必要になり、回路と構造が複雑になる。
② メーカー製のBMSを内蔵した既製品を使った場合、600Ahの大容量をバッテリー庫だけで収めることは難しい。
メリット
きちんとしたメーカー製のバッテリーは品質管理の元に工業(工場)生産されているので製品に不具合は少ない。
多くは少し大きめな樹脂製か金属製のケースに入っているので頑丈。
バッテリーの電極はバスバーとスポット溶接されているので接触不良の心配はない。
製品に保証が付く。(保証の内容は厳しいが最近は5年保証が一般的)
バッテリーの寒さ対策は多少高くなるがヒート機能付きを選択すればいい。
デメリット
価格が高い。ここ数年でかなり安くなったが、それでも生セルを組むことに比べればやはり割高。
汎用のケースを使うことが多いので一般的にはサイズが大き目。
メーカー製といってもピンからキリまであるので安物買いの銭失いにならないようにご注意。
今年の北海道を旅しているときにブロ友さんからレスキューコールが入った。
自作のリチウムバッテリーを積んでいるが、サブバッテリーの電気が落ちて真っ暗になったというもの。
結果はBMSの故障でバッテリーからの電気が途絶えたので、BMSをパスした使い方をして事なきを得た。
BMSが故障しないという保証はない。
以上を色々検討した結果、今回は先にブログでも挙げたRENOGY社製の新製品でヒート機能付きの300Ahを2セット使用することに決めた。
順番が逆になったが、このジルのリチウム化の検討を踏まえて300Ahを入手したもの。
その理由
① キャン友さんは電気に強くない。(おっと失礼)
言い換えたら電気は得意ではなさそうなので難しいことを説明するのも大変だし、細かい管理もできそうにない。
生セルで組んだものをキャンカーに積んでもリスクが大きいだろう。
② この300Ahのバッテリーがジル520のバッテリー庫の上枠を外したらギリギリ入りそう。
バッテリーの大きさ 522×240×219mmに対してバッテリー庫は525mmの長さ(上枠含まない)。
もう一台は物入れにしている場所(ベッドの下)を利用する。
③ 2個あるバッテリーのうちの一つがBMSの故障で電気がストップしても片方の一台で運用できる。
④ リチウムバッテリーの低温管理も面倒。
一般的には0℃を切ればBMSが遮断して充電をしないが、実際は5℃以下の低い温度では充電を制限した方がいい。
そんな細かい管理も面倒なので少しくらい高くても長い目で見ればしれている。
⑤ 100Ahを3個並列接続するよりも300Ahの一つの方がバッテリーバランスは崩れにくい。
この車には電圧が高いソーラーパネルとコントローラーもいいものが付いているので、これは生かしたほうがいい。
新しく取付ける走行充電器は、効率が良くて充電電流をスマホのアプリで変更できるREGOシリーズの60Ahがいい。
ヒートシンクも大きくて接続ケーブルが付属しているので取付ける場所があればこれを選択したい。
これで主要機器が決まったので、次はジル520の工事にかかろう。
過去記事
RENOGY製品レビュー
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rng5ziluna
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・他のクーポンとの併用不可
・有効期限はありません
一長一短なんですね
でも金額がスゲー事になりそうですね、でもこんなブログ大好きです・・楽しみに読ませてもらいます
実は先日、電動工具用のリチウムバッテリの電圧が出なくなりました、分解して調べましたら4S2Pの接続の内5本が0Vまで落ちていました
この、バッテリは前科者でして3か月ほど前にも
同じ現象がでています
その時もバッテリを交換したんですが
バッテリそのものは犯人ではなく、ひょっとすると
BMSが故障して、こんな結果になったんじゃぁ
ないかと想像してます
でもよくよく考えるとはこのバッテリは交換してから一度も工具に接続してつかってないんですよね
なんでしょう???です
中華製のバッテリーセルはまがい物が多いです。
BMSの故障も比較的に多いですが、チェックしても分からない場合がほとんどです。
佐賀在住でバンテックのコルドバンクスに乗っています。
うちのキャンカーも鉛バッテリーをが劣化して来たので、全くの素人ながら、うなぎさんのブログを参考にリチウム換装にチャレンジしました。
うなぎさんが前回ブロ友さんのキャンカーを換装されたブログが非常に参考になり助かりました。
Li TImeの100A mini3台 RENOGY50A MPPT走行充電器を取り付け無事に通電しました。
何かお陰様で素人の私でも無事に完了出来、達成感が半端なく、お礼のコメントを差し上げたく
初めて書き込みさせて頂きました。
こういうコメントが一番うれしいですね。
リチウムバッテリーの載せ替えは、要領が分かれば決して難しいものではありません。
道具も特殊なものと言えば22SQの圧着器くらいのものです。
このブログをもとにもっとたくさんの人が自分でリチウム化できればいいと思っています。