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LiTime の 60A走行充電器をジルで検証

2024-07-25 | ★日記

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LiTimeの60A 走行充電器をジルに載せて検証してみた。

今のうちのZIL520はバッテリーだらけで60Aの走行充電器を設置するスペースがない。

現用の自作の走行充電器はバッテリーとバッテリーの間に縦置きで固定している。

それを外すのは400Ahのバッテリーを移動する必要があるので、今回はバッテリー庫の上にコンパネを渡してその上に置いた。

 

 

 

走行充電器回りを少し大きく。

オルタネーターから充電器までの配線は、当初からジルに布設されているサブバッテリー充電用のものを使う。

これは200Aの大型リレーとヒューズを経由してバッテリー庫内の100Aブレーカーにつながっている。。

この走行充電器は入力と出力が絶縁されているので、マイナス端子同士を接続する必ある。

入出力のケーブルは22SQを使用。

 

 

走行充電器に付属している取説では、手動での充電方法しか説明がなかった。

オルタネーターの電圧を感知して立ち上がる回路も、内臓されているようでもないのでメーカーに問合せした。

 

 

どれを何に接続するのかを訪ねて、送られて来たものがこちら。

これを見ても日本のユーザーは分からない。

大事なのは取説に「D+端子は車のイグニッションに接続する。」ときちんと記述する。

 

 

 

左端の D端子 を車のイグニッションに接続すれば内部のリレーがONになり、走行充電器が起動する。

その間約1秒チョットでちょっと短い。

下手をするとセルが回っている間にも、メインバッテリーから走行充電器に電流が流れる。

せめて10秒程度遅れて起動すれば問題ないが・・・。

充電が開始されてもすぐにはファンは回らない。

内臓ファンは温度制御されて、ある一定の温度になったら回ったり止まったりの交互運転を繰り返す。

 

 

運転中にも充電状態を見守るにはやっぱり運転席で見れるモニターが必要。

LiTimeのバッテリーモニターをこちらに設置して運転中にも充電状況をチェック。 

ただいま58.2Aで充電中。

 

 

クランプメーターとバッテリーメーターは若干数値が違う。

一般的にはクランブメーターの誤差の方が大きい。 

 

 

これはアイドリング状態での数値で54.8Aで充電中。

下のテスターの電圧はメインバッテリーの端子電圧。

 

 

エンジンの回転数を1300rpmまで上げたら、電圧は上がったが充電電流は変化なし。

 

 

細かい数値はちょっと省くが、ちなみにこの時の走行充電器の変換効率は、約85%程度。

まあそんなものかな。 

 

 

こちらはオルタネーターから走行充電器に入っている電流値。

 

 

 

内臓ファンは充電器後方に付いているが、後方から空気を吸い込んで前方へ吹き出す方式。

60A設定で充電しているがファンは止まったり動いたりを繰り返す。

ファンの風量は大したことは無いが、出てくる風はかなり暖かい。

ファンが内蔵されているので取付けは縦横問題ないが、かなり排熱するのでバッテリー庫内の取付けは控えたほうがいい。

 

 

この走行充電器には充電電流を半分にする設定がある。

充電電流を半分の30Aにしての数値はこちら。

この時の変換効率は約89%程度だった。

 

 

今回はジルのオルタネーター (130A) の走行充電系統をそのまま使用した。

ドライブ中は問題なくても、アイドリングでは60Aの走行充電はメインバッテリーからの持ち出しになるので注意が必要。

 

 

この走行充電器はスマート充電車輛にも対応しているが、オルタネーターの電圧が低いと流れる電流は多くなる。

充電器の出力は60Aでも入力は80A近く流れるので入力側はKIVの22SQ程度のケーブルが必要になる。 

 

 

過去記事

LiTime の 12V 60A の走行充電器

 

Li Time 製品レビュー一覧はこちら

 

下の画像をクリックするとメーカーのHPへ飛びます。

 

おまけ ここから入ってLiTimeで購入すると直接買うよりも5%安く買えます。

 

   

 

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8 コメント

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Unknown (宮おやじ)
2024-07-25 08:04:31
うなぎ様
私の車は80Aのオルタネーターなので60Aの走行充電器は無理だと思うので40Aにしたいと考えています。
一覧を見ましたがまだないようです。
40Aもテストされる予定はありますか。
購入を迷っていますので評価でも分かりましたら宜しくお願いします。
返信する
サブBTシステム (まるは)
2024-07-25 09:35:25
うなぎ さん。

おはようございます。

早朝より修行僧は連日連夜の徹夜明け。辛い。
未確定の上、顧客満足度を得る努力中。
特殊分野の独占業務なのです。

この画像を見て思う事。「スペース」と機器選定だね。今となっては、自作サブBTが大き過ぎるね。
NHK-BS放送のフランスのマイン河下りで見た「船倉」にあるサブBTシステムは凄かった。

次車の手配次第ですが、「執務室からのリモート講義」や「A3複合機設置」による移動執務室車内には
家庭用家電製品もフル搭載の遠隔地での滞在生活。
サブBTスペースも3台一列配置出来る確保済み。

ただ、サブBTの付属品の「煙突効果」等で縦置きなど制約に翻弄されてしまう。業務上、3次元空間も簡単に想定も出来て「アレコレとまずい」部分に安易な妥協は失敗の繰り返しで粗大ゴミの処分場行き。

R社とL社の商品の顧客満足度をしっかりと見ています。納車後の1年間での移動執務場所もほぼ確定。
車内執務室整備では、電力確保に900Ah程度あれば
ほぼ自宅と同様です。酷暑には移動せず「釧路」に長期滞在施設をさがすかな ?

WiFi環境と車内リモートスタイルも先日、2時間程度で予行演習済み、「ジンバル撮影」も含め「カメラアングル」と広角撮影・画像切替など多局チャンネル化に課題が残りました。
返信する
宮おやじさん (うなぎ)
2024-07-25 13:32:25
80Aと言えばカムロードのガソリン車がそうでしたね。
申し訳ありませんがLiTimeの40Aの走行充電器はテストしていません。
価格も安くてソーラーパネルも低電圧タイプのパネルの制限がありますが、並列接続限定で600Wまで可能です。
機会があればブログに取り上げてもいいですね。
返信する
まるはさん (うなぎ)
2024-07-25 13:32:52
毎日暑いですね。
今日も35℃越えで外には出られません。
これだけ暑いとキャンカーで出かけようという気もなくなり、自宅でテレビを見てゴロゴロするのが賢明かも。

私のバッテリーシステムは樹脂セルですが、今はアルミシェルが小型化できて一般的です。
同じ容量なら2/3の容積で可能でしょう。
最近は大容量化の問合せが多いので試してみるのもいいかもです。
返信する
ありがとうございます (ming)
2024-07-26 09:45:54
おはようございます
フォローくださいましてありがとうございます
キャンピングカーライフは永遠の憧れです!
これからもどうぞよろしくお願いいたします
返信する
mingさん (うなぎ)
2024-07-26 18:01:35
久し振りにハム無線の方のブログに遭遇しました。
反射的にフォローをクリックさせていただきました。
こちらこそ宜しくお願いします。
返信する
Unknown (ラムボク)
2024-07-27 16:17:59
 うなぎさんの実験では、充電器への+入力はオルタ直結の線でしょうか?メインバッテリの+から入力した場合、そもそもオルタからメインバッテリへは60Aも流れないような気もしますが。
 あと、オルタ直結のウチのSterling80A充電器の場合、アイドリングのときは充電電流も20A位に下がってます(メインからの逆流は無い)。
返信する
ラムボクさん (うなぎ)
2024-07-27 18:49:16
この実験ではジルのサブバッテリーの充電経路の22SQにそのまま走行充電器を接続しています。
この手の走行充電器は電圧監視機能が付いていませんから、入力電圧が充電範囲の11.3~16.0Vの間にあればガンガン吸い上げます。
オルタネーターの出力はアイドリングだと定格の半分程度ですから、メインバッテリーからの持ち出しになります。
Sterling80A充電器も最近のEcoFlowのオルタネーターチャジャーもメインバッテリーの電圧監視してますから自動で充電電流を調整します。
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