さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

思春期とアンガーマネジメント 教育学部にて。

2015年05月26日 06時27分06秒 | アンガーマネジメント
yahooニュースより

「「いす取り上げ膝立ち4日間」 感情的な体罰なお 都教委に課題   産経新聞 5月22日(金)7時55分配信


大学の教育学部の授業内で、アンガーマネジメントを一部だけですが、話してみました。


「問題となる怒り」の、問題とは、
人間関係が終わることと、本当にやりたいことができなくなること。
どちらも、職場で怒ってしまったとき、
キャリアがそこで一旦は途切れる可能性が大きいということを
示しています。

逆にいうと、感情をコントロールできていると、能力を発揮しやすいし、
キャリアを思うように構築しやすくなる可能性が上がるともいえます。

授業内で、ほんの15分ほどで、
第一次感情と、その扱い方について、
コップ(心の器)と水(第一次感情)を例に、話しただけですが、
とっても真剣に聴いて、メモしている学生たち。。。

学生に感想を訊いてみると、
「今ならできそうです。高校までの自分なら難しかったかも。」とのこと。

そう、その年齢の頃は、成長ホルモンの影響で、感情のコントロールが難しい年頃。
よく無事に大学まで来たね。えらかった。
スポーツをしていたから、乗り越えられたかも。
そうそう、スポーツは、フィジカルな意味でも心理的な意味でも、
うまく、感情を発散させられる一つのいい場。
怒ったときと、スポーツをしているときの身体の状態が似ているので、
身体がクールダウンするときに、感情も一緒にクールダウンすることが多かったりするのね。
親になったとき、自分がその年齢のときに乗り越えたことを思い出してね。

そんな会話をしたのでした。

女子なら10歳くらいから、男子は12歳くらいから、思春期の変調が起こり始めます。
ホルモンバランスを崩して、
感情のコントロールが難しくなって自分でも困っている年頃の生徒と
常に一緒にいることが仕事という先生は、
その感情の渦に巻き込まれないように、自らのアンガーマネジメントをする必要があります。

教育学部の授業に、必須科目として、アンガーマネジメントを入れていただきたいです。

先生方、先生を目指している学生たち、
子育て中、もしくは今後子育てを予定している方々、ぜひ、
アンガーマネジメントを知っていただき、使っていただきたいと思います。


ちなみに、yahooニュースの、東京都教育委員会もアンガーマネジメントを
教員研修に取り入れていらっしゃいます。



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