
お茶のお稽古。
夏は水をたっぷり使って、涼しさの演出。
平水差しの底に、手書き模様があって、
蓋を開けた途端に、わぁ~🎵と声が上がります。
水を見せる、魅せる仕掛けですね。
お菓子は、透明な中に金魚。
お軸は「瀧」。字なのに、瀧の水を感じさせます。
お花は、蛍茅、鶏頭、猩猩草。
クーラーのない時代からの、
おもてなしの心が、ここにあります。
お濃茶を、二人で練って、飲み比べてみると
同じお茶を使っているのに味が違う。
雑に練ると、雑な味になる。
お練り具合には、そのときの心が出るらしい。
「今ここ」に心がないと、美味しいお茶に練り上がらない。
こういうところ、好きだなぁ。
季節をしっかりと感じながら、
『今』を大切にする時間。
茶道は、日本のマインドフルネス。
日本人は、マインドフルネスも
心を整えるアンガーマネジメントも
伝統的に、畳の上で行ってきたのですね。