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地獄について この無視された真理

2017-03-29 15:01:59 | 天国・地獄
『地獄について この無視された真理』アロイジオ・デルコル神父

 教会の教えの中に、現代無視された一つの真理がある。それは、地獄のことである。聖書によると地獄は一定の場所と状態であり、地獄の天罰が永遠であるということは信仰箇条であって、信仰箇条の中で一番恐ろしいものである。聖書と教会の伝統的な教えを大事にし、永遠の天罰をさけるために信仰を守ろう。

★1、地獄に関するキリスト教の教え

◆1、信仰の教え

 大罪を犯してから、その許しを願わないで、大罪の状態のまま死ぬ人はみな、死ぬとすぐさばきをうけて、直接地獄におとされる、と教会は信じている。

 自由意志を乱用して、かたくなに罪にとどまり、最後まで神のあわれみを断わる人は、永遠に神から遠ざけられてしまうのである。本当は、人は、天国で神の姿をありのままにみて、永遠の幸福をうけるように召されているが、罪においてかたくなったために、死ぬとき罪の状態にかためられた人は、天国の幸福を絶対に受けられないようになる。この人たちは、あわれみ深い唯一の神にそむいて、その不信仰をもって、むしろ"この世の神"である悪魔に従うことをえらんだ。"この世の神"という表現を使徒聖パウロは使っている(1)が、それは悪魔のことである。キリストも悪魔のことを"この世のかしらと呼んでおられる(2)。

 こうしてかれらは、神に対するこの上もない侮辱と敵対を示し、まことの神の敵である悪魔を神として礼拝し、これに服従する。

(1)コリント後4:4。

(2)ヨハネ12:31。14:30。16:11参照。


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