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マキシム・プイサン神父「地獄(第二の死と云われる永遠の滅び)」『煉獄と地獄』岸和田天主会教会、1925年
45.主日に働くと損をする
諸君が今より益々主日、祝日を重視して、遵守って下さるよう、又諸君の上に天主の御恩寵が豊かに降るよう次の実験と歴史に関する事実とを注意してお読み下さい。
そして次の言葉を深く脳裡に入れて置いて載きたい。主日、祝日に業務としたために金持ちになりたる者は一人もなく、また祝日に仕事を休業んだために貧乏になりたる者も、一人もない。反って主日、祝日に仕事をした為に貧乏人になりたる人は沢山ある、天主に違反いて儲けた呪いの金銭は失敗と、禍いとの原因となるのは当然のことである。
福者ビアンネも申しておる
「主日、祝日に儲けた金銭はその入れてある財布の底に穴をあける。しかして他の金銭をも、共に流してしまう。即ち病気とかあるいは、種々の火災とにか、りて儲けたるその呪いの金銭よりも沢山の金銭を使わねばならぬ」
と、これは実験の上より申したるお話しである。十ニケ月休業なしに働きて得たる儲けより、掟に従い十ケ月、主日と、祝日を休業んで、働き得た儲けは、沢山である、という実証は多くある。
一見不道理のようではあるが、造物主の命令に従いて働く者は、天主の恩寵を受け、之に反して欲のため、主日、祝日にも労働を休止ぬものは.天主の呪いを招く筈である。
(挿絵は、聖イシドロ。主日には決して農作業をしなかったが、主日に働いた他の農夫よりもはるかに儲けたという聖人)
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