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新型コロナ変異株の死者は3割が若者(CNN)

2021-03-26 09:06:19 | 時事
 新型コロナをただの風邪などと言っていた人たちは、責任を取って欲しい、と思える記事です。彼らの無責任な発言が、今回の流行の重要な一因になっています。

 ブラジルで流行中の変異株P1では、死者の3割が若者、重症者の6割が若者のようです。新型コロナは既に高齢者だけの病気(それもまた深刻ですが)では、なくなりました。誰もが感染し、誰もが死ぬ可能性のある深刻な病気です。また、感染者は世界で1億2千500万人(日本の人口と一緒!)、死者は256万人を超えました。一部の保守派は、地獄や秘跡の問題でリベラルを非難しますが、この問題では構図的に彼らはリベラルと大差がありません。地獄を否定すれば、地獄がなくならないのと同様、新型コロナの存在を否定しても新型コロナはなくならないからです。新型コロナが風邪だといえば、それが風邪になってくれるわけではないのです。リベラルな人たちは、地獄や霊的な問題を軽視しますが、保守派は現実をしばしば軽視します。


若者の重症者や死者が増加、変異ウイルスやパーティーが関係か ブラジル 2021.03.25(CNN)

ブラジル・サンパウロ(CNN) ブラジル・リオデジャネイロの病院で死亡した28歳のグラシアニ・ダシルバさんは、発症してからわずか10日で息を引き取った。家族が看取(みと)ることはできなかった。

母親のマリア・ダパーニャさんは言う。「娘がこんなことになるとは思ってもみなかった」「あまりに早すぎた。ウイルスは私たちにお別れも言わせてくれなかった」

ダシルバさんは4歳の息子を残して昨年6月、新型コロナウイルスのために死亡した。当時、若者の死亡はまだ比較的まれだった。新型コロナウイルスが最初に流行した時点で、発症して死亡するのはほとんどが高齢者だった。

今年に入ってブラジルは最悪の事態に陥りつつあり、1日当たりの死者や症例数は過去最多を更新し続けている。

そうした中で憂慮すべきパターンが浮上した。複数の医師がCNNの取材に対し、重症化して死亡する若者が増えているようだと語った。

今回の流行ではブラジル全土の病院で、集中治療室(ICU)に入院する若者がかつてなく増えている。

リオデジャネイロの公立病院でICUに勤務する医師は「それ以外は健康な30~50歳の患者が大半を占める」「今回の波はそれが大きな違いだ」と話す。

CNNは1月中旬以来、ブラジル7州の病院でICUに勤務する10人あまりの医師や看護師に取材。それぞれが、ICUの入院患者は若い世代がかつてなく増えていると証言した。

アマゾン地域マナウスの公立病院近くで取材に応じた医師は「重症者の数は第1波の時よりもずっと多い」「容体ははるかに深刻だ」と打ち明けた。

ブラジル保健省が発表した新型コロナウイルスの死者に関する統計をAFP通信が分析した結果、過去3カ月あまりの死者は30~59歳の層が約27%を占めることが判明。12月までの数字に比べて7ポイント増えていた。

一方で、死者に占める60歳以上の割合は7ポイント減少した。

サンパウロの保健当局によると、ICUへの入院を必要とする若い世代の患者は60%を占め、以前に比べて増えている。

サンパウロの病院に勤務するベテラン医師は「30代の死はあまりに痛ましい」「まだ人生はこれからなのに、前途を新型コロナに奪われる」と肩を落とした。

若者の発症や死亡が増えた時期は、ブラジルで変異ウイルスが増加した時期と一致している。

ブラジルで発生したとされる変異株の「P.1」は感染力が強く、最新の研究によれば最大で2.2倍に上った。

国立衛生研究所がまとめたブラジル8州の3月4日の統計によれば、6州で確認された新型コロナの症例のうち半数以上が、ブラジル国内や英国、南アフリカなどで確認された変異株に関係していた。

複数の医師は、患者の年齢層の変化にはP.1変異株が何らかの形で関係しているのではないかとが推測しているが、具体的な影響は分かっていない。

「そうした新しい変異株の方が致死性が高い可能性もある。だがそれを科学的に裏付けるデータはない」とブラジルの専門家は説明し、「ただ、P.1変異株の方が感染性が高く、それがこの第2波に大きく影響していることは分かっている」とした。

専門家は、新年を祝うパーティーやカーニバルの祝日でパーティーが増えた影響も指摘する。単純にパーティーに参加した若者の感染が増えた可能性もある。

インターネットには違法な集まりの動画があふれ、当局はブラジル全土で罰金を科したり毎週末ごとにパーティーの摘発を行ったりしている。

ワクチン接種は計画に遅れが出ているものの、高齢者優先で徐々に実施されつつある。高齢者のワクチン接種が増えるほど、若い世代の感染者や死者の比率が一層増えるかもしれないと専門家は予想している。

https://www.cnn.co.jp/world/35168351.html


 なおブラジルは、統計上は世界第2位、検査数が他国と比べて極端に少ないので実際には世界1位かもしれません。そのブラジルの大統領は、このような政策を長くとっていました。

「コロナは風邪だ」外出促す大統領 ブラジル感染急増(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASN5P44R0N5DUHBI03N.html


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