Rスズキの毎日が大食い

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スティール・ボール・ラン#19感想

2006年10月22日 | マンガ
「#19 黄金長方形」

今月はジャイロ先生の黄金長方形講座でした。そこの生徒ジョニィくん、よく聞いておくように。

この状況でジャイロは回転の秘密・レッスン3に入ります。そしてジョニィに「できるわけがない」を4回言うことを許します。4回って多くないですか?

「それはおよそ9対16の比になっている長方形のことを指し、正確にはとは1:0.618の黄金率のことをいう」とジャイロ先生。
いきなり数字が間違ってます。黄金比」とは1:1.618のことをいうのだそうでございます。
黄金分割という昔からある美しい法則が語られます。黄金四角形から短辺を一辺とする正方形を取り除いて残る部分はまた黄金四角形となる。そうして、この長方形は無限個の正方形で埋め尽くされていく・・・。なんとすばらしい。これが永遠に続く鉄球の回転になるのですね。いま鉄球ないんですけどね。

手のひらの形も黄金比。そしてベルトのバックルもこの黄金四角形だそうです。初登場のころはバックルも平行四辺形だった気がしますが、そんな細かいことはどうでもいいことです。

あらたなモンスターたちが二人に迫ってきました。どうも「ムヒョ」で見たような気がします。山の精?もしかしてこれは相互に影響しあっているのでしょうか。シンクロニシティ。

ジョニィは「できるわけがない」と2回いいました。まだあと2回。ジャイロ先生は掟に厳しいのでした。あせってバックルをよこせというといきなり拳で語りましたぜ。レッスン4は「敬意を払え」です。

音の敵は迫っていて二人に襲い掛かります。ジャイロは水の中で球を造り回転させました。そんなことも出来るのかと思ったのもつかのま、音と音の交差する点は増幅するのだそうで、ジャイロがズタズタ。手と足がとんでもないところに浮かんでいるのでございます。草の茂みに潜んでいたノリスケ・ヒガシカタはあっという間に退場しました。何しに来たんだというくらい、思わせぶりに出てきて何もしなかったですね。

真の敵はサンドマンでした。おのれの力のみで走り、賞金を勝ち取る正義の男かと思いきや意外と策士なのでした。目的のためなら犠牲もいとわず、汚い手も使い放題みたいです。

最後は自然の形から学ぶレッスン5というべきか。ジョニィは回転の真実を得ていまタスクに新しい力が加わったのでした。

いやあ、今月は荒木節全開でおもしろかったです。