Rスズキの毎日が大食い

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シグルイ7巻感想

2006年10月26日 | マンガ
いまだ御前試合はおろか伊良子との対決にも至っていないシグルイですが、7巻が出ました。

虎眼先生がお亡くなりになった前巻よりの続き。どう考えても頭半分吹っ飛んでる人間が生きているわけもなかろうに、気道に詰まった血泡を吸い出そうとする藤木は、やはりあまりのことに気が動転していたのでしょう。士道不覚悟というらしいです。

藤木の過去が語られます。同じ名を持つ武士の子がいたのでございますが、農民の子として生まれた源之助がこの子に取って代わります。幼いときからの強力ということを物語るに十分なエピソードです。

虎眼先生が亡くなったことにより、藤木のなかで昇華され、今までの奇行が忘れられたかのようであります。先生は命の恩人なので、これに報いるのが藤木の一生の目的となっていたのですね。

そして伊良子の過去も語られます。彼もまた対決して勝たねばならぬ心のうちがあるのでした。しかし死ぬほどの力で結び目をこしらえた犯人は伊良子ではないかとも思うのですが、如何でしょう。ここでポイントを稼げば出世の道が開けるとか、彼の考えそうなことではありませんか。

牛、虎、龍などの動物が力の象徴のようにイメージで出てきます。相変わらずはらわたもふんだんに出てくるのですが、話が進むにつれ比喩的表現を取ることによってより洗練されてきたということが出来ます。

そして大真面目に伊良子対策を練る藤木と牛股、笑うしかないくらいのぶっとびぶりです。これで必勝まちがいなし?