モンキーのエンジン組立作業に取り掛かりました。
今回エンジンをボアアップするので、それに伴って問題となる事への対策を最初に行います。
オイルの吐出量を増やす為にオリフィスを2mmのピンバイスで拡大加工しました。
加工後のオリフィスです。
オイル通路に残った切粉を綺麗に清掃します。
強化オイルポンプに交換しました。
今回使用するボアアップキットです。
シリンダー・ピストン・カム・・・その他ガスケットなど付属品がセットになってます。
ヘッド用のパーツ、カム・ロッカーアーム・ストッパープレートです。
ストッパープレートは、デコンプ用です。
ヘッドを組み立てたところです。
半分錆びていた左下のスタッドボルトを交換しました。
ピストンを取り付けます。
ガスケットとラバーパッキンを取り付けます。
シリンダーを取り付けます。
ピストンリングを指で押さえながら慎重にピストンをシリンダーに挿入します。
リングが全部入ったところで、カムチェーンをシリンダーに通します。
シリンダーを取り付けたところです。
写っていませんが、この後ガイドローラーを取り付けました。
ガイドローラー取り付けボルトは仮止めにしておきます。
ガスケット、ノックピンを取り付け後、ヘッドを取り付けます。
シリンダーのサイドボルトは仮止めです。
カムチェーンをドライバーで引っ掛けておきます。
ヘッドカバーガスケット、ヘッドカバーを取り付けます。
ヘッドナットを対角にトルクレンチを使って締め付けます。
仮止めしていたガイドローラーボルトとシリンダーサイドボルト、ヘッドサイドボルトを締め付けます。
カムスプロケットを取り付けます。
テンショナーを緩めておくと、チェーンが嵌めやすくなります。
画像ではの位置と切り欠きがズレてますが、実際は合わせてあります。
タペットの調整をします。
規定値は吸気・排気ともに0.05mmです。
タペットカバー、左ヘッドカバー、スパークプラグを取り付けて、組み立て完了です。
エンジンの作業が終わったので、今後は車体廻りの作業に移ります。