兼業歯科衛生士

自分らしい幸せを探そう。

トラベルメディスン

2009-07-05 08:15:50 | Weblog
7月4日保険医協会主催、第一三共共催で「地球村住民の地域医療トラベルメディスン:トラベルワクチン」松木孝道先生の講演を聴いてきました。

トラベルメディスンあまり聞き慣れない言葉ですが、日本人も3500万人がパスポートを持ち、年に1740万人が海外に出国し、101万人が3ヶ月以上海外滞在をしている時代。
年齢、滞在期間、滞在地域、また、入国の条件などをワクチンの選択の基準として、また予防接種には有効期限、接種回数、効果発現までの時間など、ワクチンによって違いがあり、渡航前にワクチン接種のスケジュールを立てて、短期の海外旅行・長期の海外赴任の為に渡航される方への健康管理のアドバイスを行うという診療科目です。

日本に住んでいますと安心安全当たり前ですが、海外では水や生の食材は要注意でウェルカムシャワーという言葉を聞いたことあると思いますが、腸内細菌の変化で、お腹を下します。
子供の頃、予防接種をしたから破傷風もおたふく風邪も大丈夫などとおもっていませんか?最長でも10年の有効期限ですので、アラフォー以降の人は無防備と考えた方が、よいようです。

たとえ、短期の海外旅行でも、渡航先によっても違いはありますが、日本脳炎、腸チフス、破傷風、A型肝炎、狂犬病と危険リスクは高いです。
狂犬病に至っては、ワクチンを打っていなければ、咬まれたら必ず死んでしまう怖い病気です。

この夏、海外旅行を計画されているかたは、渡航先によって優先ワクチンを接種することをお勧めしますが、間に合わない場合は、旅行保険は必ず加入(伝染病にかかった時の対応をチェック)、旅行先では、ミネラルウォーターを飲み、加熱した料理をたべ、人ごみは避けて、蚊に刺されないように長袖をきて、虫よけ(DEET)を塗り、夜の行動はつつしみ、動物には小動物でも決して近寄らず、怪我をしないように気をつけて、無事に日本に帰ってきてください。ちなみに、あかすりなども(B型肝炎等)感染の危険リスクは高いようです。





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