凶19日は飛蔵の日!と言うのをTwitterで見たので、
飛蔵小説を、短いですがちょっと久しぶりに作ってみました。
飛蔵の日だから甘くしてみました。
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タイトル→ 花の降る空
雲間から、降りてきた人に、飛影は目を細めた。
眩しく、一瞬だけ。
光を受けて、その人がふわりと舞い降りた。飛影の腕の中へ。
「来ちゃった」
「何言ってるんだ、落ちたらどうする」
荒涼とした魔界の大地は、冷たく蔵馬を受けとめるだろう。
洲場埃の舞う大地に落ちる蔵馬を想像して、飛影は眉をひそめた。
「大丈夫だったでしょ」
くす、と笑う蔵馬の瞳がいたずらのように光った。煌めきと、太陽の灯りが蔵馬の瞳で揺れた。
「ふん、俺がお前を見逃すかよ」
「俺もね」
ぎゅっと、音がした…気がした。蔵馬は、飛影に抱きついていた。
「あなたが、待っていてくれる気がしたよ」
飛影が、受けとめるって、わかっていたよと笑った。甘えが見て取れて、飛影はグッと笑い返した。
「見せつけてやる」
遠く、百足の者の気配がした。ざわめいた空気に、蔵馬は満足気にもう一度抱きついた。
幼子をあやすみたいに、飛影は髪を撫でた。
「もっと」
せがむ声が甘い。喉の奥から、焼けるようなくすぐったさが込み上げる。…好きを、世界に示したい。
「んっ、んう!」
深い口づけが、魔界の大地に響いた。
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私飛影が蔵馬への独占欲を見せつける図って好きなんですよね。
魔界は広いと思うのですが、もう魔界中に「こいつは俺の」って示したいと思ってるんだろうな
と言うイメージなんです。
それから最近想像しているのは、
飛影の足にマニキュアを塗る蔵馬、そしてそれが乾いたら、その足の指を舐める蔵馬、
上目遣いで飛影を見上げる…と言う場面です。
ペディキュア…蔵馬が飛影に塗るって良いですよね!