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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

キスの温度 /飛蔵小説/

2019年05月23日 23時36分55秒 | 蔵馬受けblog内小説
今日、キスの日だと聞いたので、ちょっとだけ短い話を書いてみました、私は飛影が強引な話が好きなので
どうしてもこうなります。飛影の言うことには結局逆らえない蔵馬って言うのが好きなので…。
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キスの温度 (タイトル)
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「んっ!」
突然の腕の強さに、蔵馬は首をそらした。
平日朝の、出かける間際…そのひとは、蔵馬の身体を引いて、玄関に押し付けた。
背中が、ドアにあたった。
「ひ、え…」
激しさが、蔵馬の喉奥まで流れていく。
あ、と声が漏れた。
朝の明るい光が、窓から見えた。
蔵馬のネクタイを、飛影が緩めていく。
舌を絡めれば、蔵馬は頬を赤らめた。
「っ、は…ぁっ」
唇が生きているように、熱い。
こいつは俺のだと、飛影は思った。
人間に溶け込んでも、どんな日常のなかにいても。
唇をなぞるように舌を動かした。
「ふっ…」
唇の、形のまま、ぬるぬると触れられて蔵馬は指先に入れた力を抜いた。
「ひ、え…」
やめてと、蔵馬の声がした。
「今更、無理だろ」
頬を染めているくせに。
飛影が、蔵馬の指先に、手のひらを重ねた。
「このまま…今日は部屋に戻れよ」
いたずらめいた目で、飛影がささやいた。耳たぶまで、薄赤く染まる。
「あっ…」
そんな、わけには。
「人間のルールくらい、たまには破れよ」
耳たぶの内側を舐めるだけで、蔵馬はしゃがみそうだった。
「…もう…」
わがまま…と、蔵馬は小さく頷いた。


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こんなこと、絶対ある気がします。
飛影は幽助と出会って人間の世界のこと知るようになったけど
まだ、感覚は自由な妖怪のままなので
蔵馬の都合を無視することあると思うし!!