6月30日(日)付けの朝日新聞 朝日求人。仕事力「『人の光』を見つめる」有川 浩が語る仕事 を読みまして。。
作家の有川浩さんが、ご自身の仕事に対する考え方などを語っておられます。
>夢を免罪符に現実をさぼっていた
作家になる前のOL時代は、お給料をもらうことしか考えていない見事なダメ社員だったそうです。
夢を免罪符に現実を軽んじていて、目の前にあることを大事にできない人間が、読者という現実の人の心を動かす小説なんて書けるわけがないことに気がつかなかったと。
>これが最後、と自分に引導を渡すために
結婚退職し、誰に読んでもらうあてもなくせっせと小説を書く日々。
これで落選したら、きっぱりあきらめようとした応募した作品でプロデビューすることになったとか。
仕事のできなかった自分は、「ただの社会の不適格者」と言い切る有川さん。
ご自分の小説のダメな人間に対して厳しい、と読者の方から指摘されるらしいのですが、それはご自身がその部分を許したくなくて、たたきのめしているからだとか。
>残念な社会人スタートだったからこそ、うそのない人の気持が書けるようになったのだと思います。
痛く辛い経験も決して無駄にはならない、ということでしょうか。
そのときには、そんなふうには思えないんでしょうけどね。。
作家さんの紡ぎだす作品には、ご自身の身を削っているような感じを受けることが多々ありまして。
「書かずにはいられない」、なにかをお持ちなのかもしれませんね。。
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