イマジカBSで『ピクニック at ハンギングロック』を鑑賞。
1975年 オーストラリア ディレクターズカット版
【監督】ピーター・ウィアー
【製作総指揮】パトリシア・ラヴェル
【原作】ジェーン・リンジー
【音楽】ブルース・スミートン
【脚本】クリフ・グリーン
【キャスト】レイチェル・ロバーツ/ヘレン・モース/アン・ルイーズ・ランバート ほか
【ストーリー】
オーストラリアで実際に起こった謎の女生徒失踪事件の映画化。
1900年2月24日バレンタインデー、ハンギング・ロックへとピクニックに出掛けた名門アップルヤード女学院の生徒たち。
しかし、女生徒3名と教師1名が神隠しに遭ったかのごとく、忽然と姿を消してしまう・・・。
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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。
以前にもTVで観た記憶があるので、今回は再見。でも、しばらく経つとまた観たくなる不思議な味わいの作品。
映像が美しく、特に、まだ髪も結い上げていない10代の少女たちが美しい。誰もかれもガラス細工のように繊細で、純粋さと悪意が混在している。
時代を感じさせる古い石造りの学院は、壁紙や家具、小物までクラシカルで素敵。
ホーローの洗面器に花を浮かべて洗顔したり、生徒が縦に一列に並び、互いのコルセットを締めあげていたり。そんな日常のひとこまでさえも美しい。
ピクニックに出かけるときには、つばの狭い麦わら帽子、白いドレス、黒い膝上まであるストッキング、黒い編み上げのショートブーツといういでたち。彼女たちが岩山で午後のひとときを思い思いに寛いですごす様子は、岩山に集う天使のよう。
失踪の舞台となった岩山はごつごつとして屹立しており、穴や洞窟だらけで、ねじれた枝ぶりのまま枯れた樹木などと相まって不安を煽る。
ショートブーツとストッキングを脱ぎ裸足で、岩山の奥へと吸い込まれるように入っていく3人の女生徒たち。結局、これが彼女たちを見た最後になるのだが。。
最後まで観ても謎は謎のまま。答えは観るものの中にあればいいのではないかと。
失踪する女生徒ミランダ役の女優アン・ルイーズ・ランバートさん。見覚えがあり、ちょっと確認してみた。
英グラナダTV『シャーロック・ホームズの冒険』「修道院屋敷」にレディー・メアリ・ブラッケンストール准男爵夫人にて出演されていた。
あの憂いを帯びた神秘的な美しい顔立ちは印象的だったもの♪
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