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『深夜食堂』第十一話 「再び赤いウィンナー」

2011-10-23 | テレビ/ドラマ/DVD

TBSの深夜枠で放送されているドラマ 『深夜食堂』第十一話を観ました。
前回の放送は、2009年10月より、TBS・MBS・RKB他にて放送されていました。今回はその新シリーズということです。


<概要>
第55回小学館漫画賞/第39回漫画家協会賞大賞受賞の人気漫画「深夜食堂」(小学館刊 原作:安倍夜郎)を原作に、主演に小林薫、監督に『東京タワー オカンとボク と、時々、オトン』で日本アカデミー賞を総なめにした松岡錠司や『マイ・バック・ページ』の山下敦弘、フードスタイリスト飯島奈美(『かもめ食堂』)など、日本映画界を代表するスタッフが参加。映画のようなクオリティと深く沁み入るストーリーが人気を博し、韓国でのリメイクオファー、ギャラクシー賞(第47回 テレビ部門 選奨)受賞など、様々な面において大 きな反響を呼ぶ。

営業時間は夜の十二時から朝の七時頃まで、人呼んで「深夜食堂」。こわもてのマスター(小林薫)が包丁を握り、メニューは「豚汁定食」のほかは、ビールと酒、焼酎のみ、あとは出来るものなら作ってくれる。
小寿々(綾田俊樹)、忠さん(不破万作)、小道(宇野祥平)、「お茶漬けシスターズ」ことミキ(須藤理彩)、ルミ(小林麻子)、カナ(吉本菜穂子)ら、今夜も味のある、常連客が集う。


<第十一話「再び赤いウィンナー」>
常連客の一人に地回りのヤクザである竜(松重豊)がいる。マスターの作る「赤いタコウィンナー」が大のお気に入りだ。その竜のもとへ、刑事の野口(光石研)が現れた。
二人は九州の名門高校野球部の同級生だったが、竜が地元で起こした喧嘩のために、かつて甲子園出場を棒に振っている。
野口は、病気で入院している元マネージャー・クミ(安田成美)の見舞いへと竜を誘う。当時竜は、クミを守るためにチンピラ相手に喧嘩をしたのだったが、彼女は今、重い病に臥せっていた。


第一回の続きのようなお話です。竜の地元の友人・野口や元野球部マネージャー・クミとの関係が明らかにされていきます。 
竜がヤクザの道に入る遠因を作ってしまった、高校時代の喧嘩事件。それは一緒にいたマネージャーのクミに絡んできたチンピラから、彼女を守るためだったのですね。
そのクミは若くして乳癌を発症し、再発、もう余命いくばくもなく、竜に一度でいいから会いたいと願い、野口竜を連れて来て欲しいと頼むのです。
野口も哀しいくらい優しく、切ない。。 自分が誰よりも彼女のことを好きなのに。。
竜はとうとうこの野口に説得され、二十年ぶりに故郷に帰り、クミを病室に見舞うのです。
このときの二人の会話と表情がものすごくいいのです。。 哀しいし、悲しいし、切ないのだけれど。。でも、とてもいいのです。

クミがはにかむようなすねるような、遠い、でも優しい目で竜を見つめながらこう言うのです。
「。。竜ちゃんと結婚したいと思っていたくらい好きだったけん。。」
「私もその店に行きたい。。」

竜が大きな体を縮こまらせて椅子に座りながら、黙ってクミの話を聴いていて、ぽつん。。と一言。
「いつでも連れていっちゃるけん」

竜と野口に付き添われて、車椅子ではるばる深夜食堂に連れてきてもらうクミ。
その後のシーンは深夜食堂に喪服姿で並んで座り、マスターからビールをついでもらう竜と野口が映って終わるのです。
涙が出ました。。
人は生きているだけで哀しい生きものなのかもしれないですね。。 一生懸命、真面目に生きていても、いろいろなことが降りかかってくるもの。

それにしても、松重豊さんは本当にいい素敵な役者さんですね。言葉では表現できないような感情が、ちゃんと観ているものに伝わってくるんですから。


もちろん、次回以降も全部観ますよ~♪♪
『深夜食堂』の公式HPはこちらです♪



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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