AXNミステリー『王立警察ニコラ・ル・フロック』#1~#20を視聴。
初回放送時も観ていたのだが、ところどころ抜けていた回があり再見。
完璧に録画していたつもりが、何故か#12が録れていなかった。。(泣 ケーブルとHDD録画の両方を操作しなければならないので、どうもケーブルの予約が入っていなかった模様。
公式サイトはこちら → AXNミステリー『王立警察ニコラ・ル・フロック』
原題:Nicolas le Flock
制作:2008年~ / フランス
エピソード数:全20話/10エピソード、シリーズ継続中
【スタッフ】
監督:ジャン・ラビブ、フィリップ・ブランジェ ほか
原作:ジャン=フランソワ・パロ
脚本:ユーグ・パニャン
【キャスト】
ニコラ・ル・フロック警視:ジェローム・ロバート
ブルドー捜査官:マティアス・ムレクス
サルティンヌ警察総監:フランソワ・カロン
ノーブルクール:ジャン・マリー・ウィンリング
セマギュス:ヴィンセント・ウインターハルター
サテン:カミーユ・ド・パズイ ほか
【ストーリー】
18世紀ルイ15世統治下のパリを舞台に、王国高等警察の警視の顔と、宮廷に出入りする侯爵という2つの顔を持つニコラ・ル・フロックの活躍を描く。
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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。
豪華絢爛なベルサイユ宮殿、手入れの行き届いた庭園、家具や調度、衣装や化粧など、時代絵巻を観ているような美の映像。
かと思えば、時代考証に沿って再現されたらしく、石畳に散乱する馬糞やゴミ、路地を走り回るネズミたちという汚の部分も。「トイレ屋」や「娼館」、「男性貴族の化粧」といった風俗も興味深く。
検死や遺体解剖による分析など(実際に当時行われていたとは思えないのだが。。)、かなり現代的な捜査方法を駆使して事件を解決している。テンポがよくておもしろい。
前後編2話で完結。耳慣れない地名と人名にぼ~っとしていると、関係性がわからなくなったり(笑
最後まで結末がわからないようになっており、後編のラスト近くでパタパタっと事件が解決される。話によっては、若干、「えっ。。?」と置いてけぼり感があったりもする。
一見華やかそうに見えて、その実、裏でうごめく醜い陰謀や策略。そこにあるのは欲望や羨望、嫉妬、憎しみや悲しみ。
時代や文化を越えた普遍なのが人の心。それこそが事件を起こす元凶なのだと思わされる。
なにはともあれ、キャストのみなさんが魅力的。
特に、主演のジェローム・ローバートさん、色気と気品があって素敵♪ きりっとした警視の顔から、くしゃっと目尻に笑いじわを寄せていたずらっぽく笑う表情がとてもキュート♪ 殺陣やアクション、乗馬もこなして見ごたえたっぷり♪
シリーズは継続中とのことなので、続編の放送を心待ちにしております。