ゴールデンウィーク最後のきょう五月六日、
六本木の国立新美術館へ、第88回「国展」(5月1日~5月12日)を観に行ってきました。
国展とは、美術団体「国画会」の一年に一度の展覧会です。
絵画から版画、彫刻、工芸、写真、さらに、公募部門の入選作など、多方面の力作を
一階から三階までの広大な展示場に見ることができます。
※国展の成り立ちを、国画会のHPよりコピー掲載させていただきましたのでご覧下さい。
クリスチャン画家・安富信也さんの新作の絵(キリストの生涯・八部作、第5室)は、
私の一番の楽しみです。
信仰や聖書をテーマに描いておられる大作ですが、今年はどんなだろうと期待するのです。
◎ ◎ ◎ ◎
もちろん、ほかの作家の作品もおろそかにはできません。
力作ぞろいです。ぜひお出かけください。
※国画会とは、
◆成りたち
1918年(大正7年)文展から自由な制作と発表の場を求めて、京都の青年日本画家・小野竹喬、土田麦僊、
村上華岳、野長瀬晩花、榊原紫峰、入江波光らは在野としての「国画創作協会」をおこし、その通称を「国展」
とした。
創立宣言・・・「各自ハ各自ノ自由ノ創造ヲ生命トス」
(要旨) 「芸術ノ創作ハ極メテ自由ナラザル可カラズ」
「本会ハ創作ノ自由ヲ尊重スルヲ以テ第一義トナス」
同協会は1925年(大正14年)土田麦僊と交流のあった梅原龍三郎を招き、さらに川島理一郎を加え
第1部を日本画部とし、第2部として洋画部(現絵画部)を設置した(翌1926年が第1回国展に相当)。
そして1928年(昭和3年)国画創作協会の解散に伴い、第2部は名称を「国画会」として独立し、通称の
「国展」もそのまま継承した。