猫の郵便屋さんのおかげで、知らない方と文通していたことがありました。
半年ほどのあいだに、十数通の手紙が行き交ったのです。
当時は、濡れ縁があるレトロな家に住んでおりました。
戸は引き戸で、猫を飼っていたので、その出入りのために鍵をかけたことがありませんでした。
ときどき、我が家の猫でないものが入り込んで、我が家の猫の餌を食べたりしていました。
ダイちゃんも、そんな猫の一匹でした。
ダイちゃんが手紙を運ぶようになったいきさつをある本に掲載させていただきました。
「ペットへの感謝状」(現代書館)といいます。
そこには、ペットと人との面白い話がたくさん掲載されていますが、
去年出版社にお断りして、自分の分をブログに転載させていただきました。
左にリンクしている「さとうまさこ現代小説集」のトップページにありますので、よろしければご覧ください。
絵は、原稿とともに出版社にお渡ししたものです。
じっさいには、プロのイラストレーターがカットを担当しておられたので採用されませんでした。
たわいない小さな落書きですが、
ダイちゃんがやってくるのを楽しみにしていた当時を思い出させるので、捨てることもできずにいます。
むりにお見せしてしまいました。
感謝です!!