ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

なんでも鑑定団

2014年06月14日 | 見る




       色あせた ノボリの下に集まるは 骨董市なるボロ市の台

       リュック負い 買出しスタイルで覗き見る 台に古びた湯のみ茶碗

       古茶碗 並べかえつつ 見上げれば 老眼鏡出す 女が一人






         テレビ番組「なんでも鑑定団」は、なかなか人気が高いようです      。
         週二回も放映されています。私も、週二回も見ているのです。

         ちょっとふざけすぎだよねえと言いながら、笑っていたりします。
         「お宝」ということばに、にわかに目が輝くのですね。
         鑑定結果が、その道の専門家の方からその場ですぐに、お金に換算されるのが面白い?


         番組を観た後、我が家にもお宝の一つくらいあるのでは、と
         戸だなを調べたりする人もいるのではないでしょうか。
         そう思わせるところがミソかなあと思います。


               ◎  ◎  ◎


         ずいぶん以前、ロンドンで、サザビースのオークションを「見に行った」ことがあります。
         ガイドブックに、「旅行者も見学できる」と書いてあったので、文字通り観光気分で入ったのです。

         すぐに、「場違いなところへ来た」とわかりました。
         レセプションで、「Yes,Mam!」と迎えて下さった紳士の気品からして違います。

         ジーパンにポシェット、スニーカーは余りにも不似合いです。

         そこに参加している方々は、みなきちんとした実際的な身なりで、真剣な目の光が印象的でした。
         ふたりで来ている方もいましたが、笑い声やおしゃべりはほとんどありません。



         顔から火が出るとはこのことだと、反省した一日でした。