ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

箱舟(方舟)の窓

2014年06月19日 | 日記





           この音は神のみ声か 雷鳴と篠つく雨に 息をのむ朝





                      ◎  ◎  ◎  ◎



     神は、ノアと、箱舟の中に彼といっしょにいたすべての獣や、すべての家畜とを心に留めておられた。
     それで、神が地の上に風を吹き過ぎさせると、水は引き始めた。
     また、大いなる水の源と天の水門が閉ざされ、天からの大雨が、とどめられた。
     そして、水は、しだいに地から引いていった。水は百五十日の終わりに減り始め、
     箱舟は、第七の月の十七日に、アララテ山の上にとどまった。
     水は第十の月まで、ますます減り続け、第十の月の一日に、山々の頂が現れた。

     四十日の終わりになって、ノアは、自分の造った箱舟の窓を開き、
     烏を放った。するとそれは、水が地からかわききるまで、出たり、戻ったりしていた。
     また、彼は水が地の面から引いたかどうか見るために、鳩を彼の元から放った。
     鳩は、その足を休めるところが見当たらなかったので、箱舟の彼の元に帰ってきた。水が全地の面にあったからである。
     彼は手を差し伸べて鳩を捕え、箱舟の自分のところに入れた。
   
     それからなお七日待って、再び鳩を箱舟から放った。
     鳩は夕方になって、彼のもとに帰ってきた。
     すると見よ。むしりとったばかりのオリーブの若葉がそのくちばしにあるではないか。
     それで、ノアは水が地から引いたのを知った。

     それからなお、七日待って、彼は鳩を放った。鳩はもう彼のところに戻って来なかった。
                                     (旧約聖書・創世記8章1節~12節) 




                    
                          
                             オリーブの枝