喪(も)の知らせ 見上げる冬空 底はなし
去年の今日のブログに、喪中欠礼を取り上げている。
前日に、高校時代の友人から喪中欠礼のはがきをいただいたのだった。
今年は、同じ日に、京都に住む友人からの喪中欠礼はがきだった。
彼女のお母さんが亡くなったとか。
彼女のお母さん?
彼女には、お母さんが二人いる。産みの母は彼女が五歳の時に,家を出て行った。
そのあとに来たお母さんは、障害のある彼女をことごとくいじめた人だとか。
彼女は、高校を出るなり家を出て自活したと話してくれた。
二十歳ごろ、自分で本当のお母さんを捜し出して、会った。
すでに新しい結婚で、子どももいた産みの母との再会は、期待外れだったらしい。
「なんだ、こんなものか」と彼女は思い、二度と会わなかったと言う。
母○○が80歳で永眠・・の文面に加えて、
「実家とは薄かったのであまり実感はないのですが、一応、型通り…」と書き添えてある。