このブログにリンクして下さっている安富画伯のブログに、
愛猫バるちゃんの絵が出ていました。
もちろん、ご本人(?)に会ったことはあるのですが・・・、
がぜん、私(たち)の猫について思い出したのです。
四〇年以上も前の写真なので、モノクロです。
白いのがミイ、子猫がちび太です。ミイはこの半年ほど前に迷い込んできた雄猫。
ちび太は、まだ目も開かない時に、近くの広場に捨てられていました。
三日間鳴きとおしていてやせ細り、家に連れ帰って量ると、50グラムでした。
皿のミルクもうまく飲めず、すぐに死んでしまうかもしれないと思ったのですが、
ミイが、ちび太のミルクだらけの口元や汚い手足をなめて面倒を見るのです。
一週間もすると、よろよろした足取りで、私たちを追いかけまわします。、
なかなか体重が増えず、
踏み潰すのではないか、寝返りの時に下敷きにしてしまわないかと、
決まった場所から出さないようにしていました。
これで、三か月目くらいですから、やはり小さいですね。
やがて、ミイを見習って、戸の開け方を覚え、どこでも自由に出入りし、
コオロギをはじめとして、
いろんな獲物を持ち帰るようになりました。
忘れられないのは、この年の秋、毎日栗を咥えて帰ってきたことです。
七個ほどたまったので、栗ご飯を作りました。
ご主人の夕食を稼ぎ出してくれたという、
この自慢話を、当時、聞かされなかった私たちの友人知人はいません!!
★ ★ ★ ★
このツーショット写真は長い間壁に架けていたのですが、
引っ越し後は本棚にしまいこんでいました。
きょう出してみると、なんと、カビが生えているようでした。
ちび太は、一九九一年十月、老衰で死にました。
ちなみに、ちび太は女の子です。