さなえさんは10月25日に召天されました。88歳でした。
数年来体力の衰えを感じていました。庭先まで出るのがやっとになっていました。教会にもめったにお顔を見せなくなっていました。お子さんやお嫁さんが車で送迎するべく用意していても、さなえさんはおっくうがるのです。心臓が悪いということで、心臓にペースメーカーを埋め込む手術をするということで、入院しました。
その日は祈祷会でした。私たちはZoomシステムを通して参加していました。ですから、その日、Zoomをとおして手術後の元気がお顔が見られるかもと、期待していました。
何故体調が急変し、逝ってしまわれたのかとの問いは消えることはないでしょう。
答えは私にはなく、答えは、さなえさんご自身が用意されていたのです。
香りまで描きこまれたみかんの絵には、ヨハネの福音書のことばが記されています。
まことにまことに、あなた方に言います。
一粒の麦は地に落ちて死ななければ、一粒のままです。しかし、
死ぬなら、豊かな実を結びます。
(ヨハネの福音書12章24節)