ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

消滅

2013年10月14日 | 歌う







           曼珠沙華 枯れて野草(のぐさ)に 吸い込まれ





          私にとって、
          あの美しい花が、流れる水のように跡形もなく消滅する理由は、わかりません。
          でも、同じ道に、
          その姿は消え、聞こえていた笑い声も、今はないのです。






             目を高く上げて
             だれがこれらを創造したかを見よ。
             この方は、その万象を数えて呼び出し、
             一つ一つ、その名をもって、呼ばれる。
             この方は精力に満ち、その力は強い。
             一つももれるものはない。       (旧約聖書・イザヤ書40章26節)








          

柿残る

2013年10月13日 | 歌う






             夕焼けに 燃え尽きた町 柿残る




              枝にたわわな柿が、
           夕陽を吸ったかのように、日没後もしばらく光っています。
           秋の風景は、ほんとうにドラマチックです。

           ブログには、美しい写真を掲載して下さる方がたくさんおられて、
           ため息をついてしまいます。

           写真が苦手な私は、印象的な句をひとつでも、
           残せるといいなあと思っているのですが・・・。

 
            



                初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
                                        (ヨハネの福音書1章1節)








       

                      
            
           

記憶

2013年10月10日 | 歌う





            芋ふかし マッシュする腕 熱入る スィートポテトよ 食欲の秋 




          数年前の秋の歌。教会の宣教師さんの奥様とお茶のみしたくて
         たまたまあったさつまいもをお菓子に仕立てたのです。
         'Wow, beautiful!'
         'Delicious!' 
         と、ほめていただきましたが、
         アメリカ人はお世辞がいいのでと、どこか・・・疑っている私。
         悲しみの時は苦しいけど、
         幸せの時も緊張するなんて、ヘンなヒトです。

         
         楽園・エデンの園で、幸せのただなかに暮らしていたのに、
         悪魔のささやきにふと心を動かされて、おいしそうな「知恵の実」を食べて、
         楽園を追放された時の記憶が、こころにインプットされているのでしょうか。


         悪魔は言ったのです。



         「あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、
         善悪を知るようになることを神は知っているのです。」
                                              (創世記3章5節)




         悪魔は、神のようになりたい「人のプライド」をくすぐったのです。


          高ぶりは破滅に先立ち、
          謙遜は栄誉に先立つ。              (箴言18章12節)