ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

母のこと

2024年03月15日 | 介護
母は幼くして実母と姉を亡くした。
後から来た後妻に育てられた。
その母は小学2年生から家事を強いられた。
なぜなら後妻が次から次へと子供を産むからだ。
母は後から生まれた子供の子守も強いられた。
遊びに行くこともままならず、やがて日本は戦争に突入するのだ。
女子商業学校に進んだ母だったが、勤労奉仕で田んぼだか畑の真ん中でセーラー服にモンペでみんなで写った写真を見たことがあった。
女学校を出ると母は働きに行ったのだ。
実家を出た。
住み込みで働いていても給料の大半は実家に仕送りしたと思われる。
その間も後妻は次から次へと子供を産んだ。
子供が生まれる。
母は後妻がお産の度に実家に帰された。
母の青春時代は実家への仕送りと妹や弟が生まれると一旦仕事をやめて実家に帰されるのだ。
おそらく恋愛などとは無縁だったと思われる。
果たしてそこに楽しい青春時代はあったのだろうか?
楽しい思い出はあったのだろうか?
働いても働いても実家に仕送りをし、後妻が出産するたびに実家に帰されるのだ。


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