ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

お忍びで

2021年09月23日 | 介護
夫婦でお忍びで九段下の昭和館に来た。
目的は浪曲に関する展示だった。
目的の展示が意外と少なく、二代目天中軒雲月師匠の声が聴けると言うのだか、小さなスピーカーから微かな声が聞こえ、耳の悪い私はやっと少しだけ聞き、五代目の方が好きだと確信した次第です。
館内は無料で楽しめる施設もあるようなので、5階に行き、島倉千代子さんのSP盤のレコードを座ってヘッドホンでさんざん聴いた。
74件も入っているようで、今までに聴いたことの無いものを選んで聴いた。
うっかり号泣しかけてハンカチを取り出し、涙を拭いた。
いゃあ、いいところを教えてもらった。
私は島倉千代子さんのレコード等を数えるほどしか所有していないので、嬉しかった。
レコードを聴きながら、子供の頃の寂しかった自分が彼女の歌声に救われ、今日まで生きてきたことを思った。
紆余曲折あった人生に彼女は一筋の光を照らしたのだ。
その後更年期から病気になったときに、たまたまテレビで見たシャンソン歌手のクミコさんの歌にひかれて徐々に心療内科にも通いながら元気になった。
そしてひょんなことからファンになった浪曲師の五代目天中軒雲月師匠からも私はある意味元気をもらっている。
三人に共通していることは声を使う職業であると言うことだ。
それぞれの声は違えど心に響くのだ。
大好きだ。
共通して言えることは、私は長女に生まれ、出来のいい弟からばかにされていたので、自分が長女に生まれたことを恨み、姉がいたら良かったと思っていた。
そのせいか年上の女性ばかり好むのだ。
弟は要らない。
欲しかったのは姉なのだ。
一緒にショッピングに行ったり、洋服の貸し借りをしたり、おしゃれを共有したい姉なのだ。
と、言うわけでしばらく昭和館で島倉千代子さんのSPレコードを聴いています。

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