11/15 スーさん 原作を映画化に反対?の人がいた
私も昔は映画を嫌った。
一番大きな理由は本では私が監督なのだ。
でも、映画はひとつの作品で監督の表現 プラス 俳優の表現が入る。
もちろん、俳優は監督の指示したいかもしれないけど。
映画化された作品は原作からかけ離れたものによくなる。
詳細が描かれていない場合だけでなく、
監督私ともすごく違っている。
ここがスーさんの相談者のポイントだと思う。
でも、今思うに、それは相談者の、そして私のうぬぼれをいうものだ。
そして、原作を読んでから映画を見て、すごく落胆・失望したことが何度もあった。
だから原作のわかっている映画を避けたころもあった。
大抵の人は「風とともに去りぬ」の映画が大好きだけど、
あんなに落胆した映画はない。
本はミッチェルの唯一の作品だけど、すごくよく書けている。
あんなすごい作品は何冊も書けるものではない。
でも映画ではあの原作が描いた時代の大事な詳細が描かれていない。
無理なのだ。
無理なものは求めるのを辞めよう・・・と言うことになった。
私の悟りだ。
でも日本に戻ってからテレビで映画を見て、
これはこれで、手っ取り早くて、エンターテインメントととして考えればいい。
原作とは切り離して考えればいいと思うようになった。