落葉の積もる場所

- The way I was -
 

シェーバー

2010年09月04日 | WEBLOG
        





先日、 無事に ××歳の誕生日を迎えることができました。


日頃からお世話になっている皆さまのお引き立ての賜物でございます。





ちっぷ、 衷心より感謝申し上げます。













誕生日前夜は、


大好きなブロ友さんのひとり、Mさんからいただいた  を飲みながら、


  ひとり、心静かに過ごしました。    (もちろん勉強は休止  )


       



        Mさん、 赤も旨かったです~♪  どうもありがとうございました


















そして、 当日は、自分へのプレゼントとして シェーバーの替刃を購入(ショボ!)





内刃&外刃、 セットで ¥5,000也…。







           結構なお値段するんですな~。    





































最近、切れ味が落ちていた PANASONIC製シェーバーの能力が一気に蘇りました。



















             グゥィーン




















鏡の前に立って、 アゴの髭から剃り始めます。





















             バリ バリ バリ バリ  ・・・・・・・・





















そんなに濃いほうではない私の髭が、 大げさな音を立て始めます。




























             バリ バリ バリ バリ ・・・・・・・・・・
































































                    

































































































 
13歳の頃。




私にも うっすらと 口ひげが生え始めました。




まだ 「髭」という字がふさわしくないような 「ひげ」。




















それでも、思春期をむかえた少年には やたらと気になるのです。




ときどき、父の目を盗んでは、 父のシェーバーを口ひげに当てていました。




















剃れてるのか、剃れてないのか、、   まったく手ごたえがありません。




ひげが薄過ぎて、 シェーバーがまったく効果を発揮できないのです。













しかたなく、 T字カミソリを使って、薄い口ひげを ジョリジョリと イジイジと剃る私。










































ある日、



シェーバーを使っているところを父に見つかってしまいました。



















「何しょーるんや、ちっぷ。  お前みたいな ナマズひげじゃぁ 全然剃れんじゃろー」























        ナ ・ マ ・ ズ ・ ひ ・ げ   ・ ・ ・   






















その単語は、 思春期の繊細な少年の心を凹ませるには 十分すぎるほど効果的でした。


















































父の髭が奏でていた バリバリバリバリ・・・ というシェーバーの音。
































































そんな父も ちょうど十年前、  癌を患って 静かに逝ってしまいました。


































































新しい替刃。









鏡の前で、気持ちよく髭を剃っている私の横に  




               一瞬 亡父が立っていたような気がしました。
























        「今でもちっぷよりわしのほうが ええ音するじゃろーがー!」























        そう言って 笑い飛ばしているような気がしました。