落葉の積もる場所

- The way I was -
 

寛解 

2013年07月31日 | WEBLOG
      


どうして良くなってくれないの??    -私の体-


右の肩、 まるで力が入らないよ


平行になってくれないんだ







医師も療法士も  「仕方がないですね 

          
              現状維持を目標に」













ときどき考えてしまう


いけないとはわかっていても






自分で自分を




よくないことと思っていたけど
















ほんのわずかでもいいんだ


たとえば 1週間とか、でも










それで十分だから



            楽になりたい





男同士、、本当に。

2013年07月30日 | WEBLOG
    

各都道府県、


夏の甲子園へ出場するチームがどんどん決まっています。








わが広島県も今日 決勝戦でした。


それも 『2回目』の決勝戦。










1回目の決勝戦は、


 新庄  000 000 000 000 000   0

 瀬戸内 000 000 000 000 000   0

    ※ 大会規定により15回・引き分け再試合








中1日開けて 2回目の決勝戦は今日7月30日、、


 新庄  000 000 000   0

 瀬戸内 000 000 01X   







両エースが最後まで投げ切った熱戦にはただ拍手を送るのみ。



特に敗れた田口くんの爽やかこの上ない笑顔が忘れられない。








瀬戸内、新庄  ともにお疲れ様でした。


熱い試合をどうもありがとう。









瀬戸内高校は甲子園でもナイス・ファイトを期待します。


そして 新庄高校の田口くんはドラフト候補になったようです。










        みんな頑張れ!

 日のなごり  ~  

2013年07月29日 | WEBLOG











     

その朝、 夏は楽しい夢を見た




夢というだけあって ほんとうにふわふわとしていた
















日生さんは 優しく 夏の瞳を見ながら



        俺はしあわせ者だ、 と囁いた






















































日生さんは 『エノラ・ゲイ』 の轟きを聞いた






    聞いたような気がしただけ かも知れなかったけど




















































   戦争は 8月6日を境に 急激に終息へと向かった     





























































































































「今日も暑いなぁ」  夏婆がつぶやく






心臓発作から立ち直った日生のじいさんが微笑む


























































































優しい瞳を持った青年、 






    日生さんは   昭和20年8月6日、






    広島逓信病院へ入院中、 ピカドンに殺られた







































































     でも 夏婆は信じていない

















     今でも 日生のじじいは 夏婆を抱きしめて







                  「お前だけだ」







               と 体を熱くしてくれる





























































































しかし 夏婆は また すべても知っていた



























夕立も、 




      戦時の心臓発作も、   




                原爆で逝ったことも



























































戦後 68年が経とうとしている












            気が付けば 夏婆も86歳




















































































そろそろ



   二人で仲良く暮してもいいのではねえか?




























































芋焼酎 1杯で酔う かわいい男












       早く楽になって、 逢いてーなぁ


















































二人  いつまでも仲良く





             暮してーなぁ





































   

 なおったけん?

2013年07月19日 | WEBLOG
    







日生さんは7月の中旬  ようやく目を覚ました。




馬鹿なことをしたのう   -    親も呆れ顔だった。
















しかし  夏とは上手くやっていけそうだし、

   
  
     わしは 選択を間違ったわけじゃない。



























でも、



       薄暗い逓信病院の病棟の中、


















    日生さんは目に見えぬ亡霊の声に、 怯えていた。





  

 さわやかなきせつ  

2013年07月10日 | WEBLOG




日生さんは 特高警察に入る直前

   お醤油をがぶ飲みした。



むろん誰にも内緒で。







それが 戦争に参加しないでいるための

   条件に思えた。



それが 夏との仲をつなぐ 

   一本の線に思えた。








特高警察に入ってわずか一ヶ月の出来事。



お醤油を飲んだのが 心臓発作という 

        最悪な形になってあらわれたのは。








日生さんは広島の逓信病院へ担ぎ込まれ 入院した。


昭和20年5月のことだった。








そして

その9日前、 


      夏も広島の奥の奥、   


      山県郡加計町 (現、安芸太田町)へと疎開した。











「許婚」の口約束だけが 梅雨の前の爽やかな空に舞っていた。