落葉の積もる場所

- The way I was -
 

 あの日も からつゆ

2013年06月30日 | WEBLOG
        



好きで 憧れていた 日生さんは

   昭和20年4月、 特別高等警察に入った。





本来は戦争反対派だったが 

   身を守るためにはどうしようもなかった。










日生さんと夏、  ふたりはお互いに惹かれていた。





許婚になってくれ、  

   夏は思いつめた日生さんの表情に 一も二もなく承諾した。









夏 18才


日生さん 22才の出来事だった。












 からつゆ どころか  

2013年06月27日 | WEBLOG

  

夏婆は思った。


    雨が降りすぎてもよくねえと。

    かわいそうだな、 亡くなった人たち。









日生のじじいも考えていた。


    今夜は久しぶりに芋焼酎だべ。

    スカッとすべえ。


















ところが 激しく降った夕立が抜けたあと、


            心臓発作が日生のじじいを襲った。










            まるで 見事に蜂が刺したみたいだった。







 からつゆ かいひ     (とりあえず) 

2013年06月19日 | WEBLOG







夏婆は気色ばんだ。


 これで 四国の雨枯れが少しは楽になってくれるらあ。









日生のじじいは相変わらず


 「飲んでる疑惑」が、晴れないが、


   とりあえずは 乾杯か!













          夏は誰もが気を遣う季節だからなあ。  







                        

 からつゆ からつゆ 

2013年06月14日 | WEBLOG






『今年は空梅雨だんべやあ。』 





   遠くの田んぼの蛙を おもちゃ代わりにしていた

             日生のじじいは帰り支度だ。













空梅雨、空梅雨って、 そっただことばーかし言うとるがね。



    夏婆は、あきらめとも憂いともつかぬ表情を見え隠れさせた。
























西日本 特に四国に 雨 たんと降ってやってけろ。




           夏婆の澄んだ気持ち、 伝わったかな   。。。 








   

 Kさん (2) 

2013年06月07日 | WEBLOG







相変わらず元気ですよ、 身障者介護のKさん。



今日も明るくやって来てくれました。






テキパキとこなす仕事ぶりには、ただただ頭が下がるばかりです。












そんなKさんからクイズが出題されました。



       「私は何人兄弟(姉妹)でしょう?」





Kさんの話にほとんど登場しないのは、


    ① 兄弟姉妹

    ② ご主人
    
    ③ 息子さん




そこで私は兄弟(姉妹)を、ゼロと解答しました。







ピン・ポ~ン、、、    私の読みは見事的中。
















で、 ついでに ご主人の事も聞いてみました。






     「ご主人は会社役員か何かやっておられるんですか?」                   














答えが、 Kさんの口から語られ始めました。







     うちの旦那は退職しました。 








ご主人は 『発達障害』 なんだそうです、







他人を見ると、「あいつは俺を気にいらん目をしてみてた」

          とか、

朝、Kさんが機嫌よくニコニコしていると、「何が気にいらないんだ」等々。







IQの高い人に現れやすい病気とされ、

  精神疾患のひとつで、具体的な治療法もまだ見つかっていません。





今回ブログで紹介させていただいたのは『発達障害」が余りにも知られていないため、
  よかったら、ちっぷさんのブログに掲載してください、
      と いうKさんのリクエストがあったからなんです。






古くは、 アインシュタイン、 レオナルド・ダ・ヴィンチから、

  サカナくん、 ビートたけし、 イチローなど 多くの名前が挙げられています。








Kさんも結婚後 すぐにおかしいと思ったそうです。





出家、家出も考えましたが、 もともと独身時代はお嬢さま暮らしでしたので、

  「あ〃、 これは人生の帳尻合わせなんだなー」 と諦めたそうです。






だけど、 症状がひどくなった時の為に持ち家の他にアパートを借りているんだとか。










決して軽い気持ちではなかったけど、人に物を尋ねるときは 慎重に、より慎重に、、

                          と思った私です。

















最後に 『発達障害』は、親の子育てのせいだと長い間 信じられていましたが、

   あくまで患者本人の病気なのです。






男の子に発症しやすいので母親が窮地に追い込まれるケースが大変多いそうです。












少しでも詳細を知っていただくため、 今回 ブログに載せていただきました。