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2022-03-07 20:01:23 | 生き方
高梨沙羅、完全復活へまた1歩「日に日に前進」 次のオーベルホフ大会が今季最終戦

3/7(月) 17:46配信・スポーツ報知

◆W杯スキー(6日)
 W杯ジャンプ女子は、ノルウェーのオスロで個人第17戦(ヒルサイズ=HS134メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が合計263・9点で優勝した。今季3勝目で、W杯通算では歴代最多を更新する63勝目となった。1回目に130メートルでトップに立ち、2回目は128メートルで順位を守った。伊藤有希(土屋ホーム)も合計254・6点の3位で、自身4季ぶりに表彰台。日本女子の個人戦同時表彰台も、18年1月の蔵王大会以来の快挙となった。

 沙羅がまた一歩、前へ進んだ。今季3勝目を懸けた2回目は「その瞬間、瞬間では何も考えず、ただ自分のやるべきことを意識して飛んだ」。高い飛行曲線を描き、待ち構えた3位の伊藤とがっちり抱き合った。日本女子のW表彰台は、18年蔵王大会(伊藤2位、沙羅3位)以来、4年ぶり。「ジャンプの内容も良く、うまく2本まとめられた。日に日に前進している感じがする」と声が弾んだ。

 1回目は、ヒルサイズに迫る130メートルの大飛躍を披露した。試合会場の「ホルメンコーレン」は1892年に開場し、130年の歴史を誇る台。ノルディックスキーの聖地とも称される地だ。沙羅も「ジャンプの起源となった場所で、自分にとって特別な台」と意識している。北京五輪2冠のボガタイら、欧州勢をねじ伏せ、男女歴代最多を更新する63勝目。ジャンプ史に残る活躍を続ける沙羅が、強さを光らせた。

 北京五輪の混合団体での失格から、1か月。「人生の岐路に立たされた感覚」を味わったショックは、まだ完全に癒えてはいない。「気持ち的には解消しきれていないが、それでも進まなきゃいけない時はある」と、ジャンプ台に戻る道を選んだ。復帰後は個人戦4戦2勝。「自分が飛ぶことで、見ている人に何かを与えられるなら飛び続けようと決断したのは大正解だった」と言えるまでになった。

 W杯はロシア開催の2大会が中止となり、次戦のオーベルホフ大会(12~13日、ドイツ)で今季を終える。個人総合優勝の可能性は消滅しているが、示したいのは心底からの感謝だろう。舞い戻れる力をくれた後押しに、応える飛躍を見せる。