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あっぱれ 見事!!~北京パラ~

2022-03-11 21:28:28 | スポーツ
村岡桃佳、1回目2位の屈辱 全開「フルアタック」で倍返しの圧勝

3/11(金) 20:28配信・毎日新聞

 北京冬季パラリンピック第8日は11日、アルペンスキー女子大回転座位が北京北部・延慶の国家アルペンセンターで行われ、村岡桃佳(25)=トヨタ自動車=が2連覇を果たした。5日の滑降、6日のスーパー大回転と合わせて3冠を達成。通算4個目の金メダルとなり、冬季パラリンピックで日本勢単独最多となった。

 村岡が発奮した。

 2本の合計タイムで争われる大回転。1回目を終えた時点で中国の劉思彤(りゅう・したん)に次ぐ2位にとどまった。その差1・04秒が「冬の女王」のプライドを傷つけた。

 「正直、ショック。だが、自分の普段通りの滑りができれば、絶対に挽回できると思った。だから1秒くらいすぐに巻き返してやる。なんだったら、3秒くらいタイム差つけてゴールしてやる気持ちでした」

 アルペン5種目のうち、大回転は前回の平昌大会で金メダルを取った得意種目だ。村岡自身、最も好きな種目でもある。そこで頂点を逃すなど、誰より自分自身が許せない。

 怖いくらいの緊張感を漂わせ、迎えた2回目。「フルアタックをかけた」と、村岡らしさを全開にした。村岡にしかできない、深く、鋭いターンを見せつけると、終わってみれば2位に合計で7秒以上の差をつける「圧勝」。有言実行どころか、屈辱を「倍返し」で晴らし、感情を爆発させた。

 25歳で通算4個目の金メダルとなり、冬季パラリンピックで日本勢単独最多を更新。「大変恐縮。自分自身が楽しくてやりがいがあり、やっていることで記録更新ができてうれしいし、今後のモチベーションにもつながる」。さらに、重要なものが一つ。「私はめちゃくちゃ負けず嫌い。『これは負けたくない』と思ったことは絶対負けたくないし、負けません! ハハハ」。チェアスキーの上、高笑いが雪山にこだました。