メリークリスマスです。今年は心なしか街の光が少ないように思います。まあコロナのせいで致し方なしですか。来年は輝きが倍返しになるといいですね。
さて、かなりの久しぶりになりますが、レポートをここでやらせていただきます。今年でなければやらなかったことです。例によって偉そうに文体変えますがご了承ください。
今ではあらゆる電化製品に時計はついて当たり前、いろんな複合的な機能がついている。その機能を使わないまま(使えない)ままダメ人間を露呈させてしまうことも少なくないが…。小学生のころ、「ラジカメ」(ラジオ付きカメラ)というものを下級生が持っているのをみて、何かわからないがうらやましかったのを思い出す。今回のレポートは様々なアクシデントで「ギター付きメガネ」というものが生まれてしまったことを綴りたい。あくまでめがね屋なので「メガネ付きギター」ではなく、主はあくまでメガネ、従はギターの「ギター付きメガネ」ということは釘をさしておく。
ある日のこと。母親が唐突に
「あんた、ギターの弦張れるか?」とギターを持ってきた。
これは何十年ぶりかに見た実家にあったガットギターである。メーカーも何もわからない。一番わからないのは誰も弾いているのを見たことがないのに何故家にあるのか。当然私も弾けない。そんなギターをどうするのかとある嫌な予感をしつつ、母に尋ねたところ、
「ギター習いに行こうと思って」
「えええええ?今から?」
母の年齢は…?むかし、私が字も読めない超クソガキのころ、「こどもカラー図鑑・おおむかしのいきもの」(しっぽが地面についている時代)を来る日も来る日も見ていた。時間の概念もよくわかっていなかった当時、母親に恐竜を見たことがあるか?と尋ねたところ、「恐竜?ああ見た見た」と言っていたので、かなりの年齢だと思う。しかしなにか始めることに年は関係ない。そこでやったことはないが、ガットギターの弦を張り替えることを承諾した。
この日が訳の分からない泥沼地獄のスタートだった。
続く…
クリスマスにスイマセン!