横浜市のホームページがすごいことになっている

横浜市が3月26日にホームページを大幅にリニューアルした。しかし、これによってサービスが大きく低下していることに気づいた人も多いと思う。 　私のブックマークには、美味しそうなブログや、レトロなホームページなどと一緒に、横浜市や図書館などのサイトもブックマークしてあるのだが、26日にそのブックマークから横浜市のＨＰにアクセスしたら、上のような画像が出現した。 　どうやらＵＲＬが変っているようだ。その左上にある「横浜市」のタイトルをクリックすると、新しいホームページのトップページが現れた。 　これが新しいＨＰである。 　私が横浜市のサイトを利用するのは、主に三千分一地形図と中区史を閲覧するためであり、前者の場合、旧トップページの左側に「行政地図情報」という入り口があって、そこから簡単に古い地図を閲覧することができたのだが、新しいトップページにはそのように便利な目次が用意されていない。 　仕方なく、右上の検索窓に「三千分一地形図」と打ち込みエンターを押すと、こんな画面が現れた。 　おおっ、あった、あった！ 　懐かしい友と久しぶりに会ったような気分で、下の方にスクロールしていく。 　私がよく利用している昭和初期の地図である。 　もちろん、その下には昭和30年代の地図も掲載されている。 　しかし、以前の地図とは違う大きな問題があることが分かった。 　本来なら、この地図の閲覧したい部分、例えば「中区山下町」のマスをクリックすると、大きなサイズで山下町の地図が現れたのだが、今回の改悪によって詳細を閲覧することができなくなっているのだ。 　ここに掲載されている地図は、単なる見本なのである。クリックできない……（涙） 　今まで私は、大きく表示された昔の地図を、プリントスクリーンして画像として保存してきたのだが、これからは昭和初期の地図については開港資料館で、昭和30年代の地図については都市発展記念館で閲覧または複製することになる。　 　一方、私が頻繁に読んでいる「中区史」の方はどうかというと…… 　もっとひどいことになっている。 　かつては中区が発行した過去の刊行物のページがあり、あの分厚い「中区史」が全ページ、ＰＤＦ化され、ダウンロードして読むことができたのに、新ホームページではその一覧がなくなっている……。 　救いは、archiveで閲覧できることだが、これだっていつまで掲載しているか分からない。そのうちに消されてしまう運命に…… 　嗚呼… 　 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね