障害者専用？

利用者さんからこんな写真が送られてきました。
某市の図書館。


車椅子の人が来たら席をお譲り下さい・・・か。


バスの中でもよく見かけるフレーズ。
確かにね、バスの場合はね、あの「車椅子スペース」にはまらないと
通路をふさいじゃうし、乗り口もふさいじゃうし、
特定のスペースとして確保が必要だと思います。

エレベーターの扉でもよく見かけるようになりました。
確かにね、車椅子だと階段もエスカレーターも使えないわけだから、
そりゃあエレベーター優先でお願いしますよ、という気持ちにもなります。

しかしね。
こんなのはどうよ。
某駅構内のエレベーター。


「障害者のために」・・・

うーん。
いまいちしっくり来ない。
お年寄りだって使うでしょ。
ベビーカー連れの家族も使うでしょ。
大荷物の人だって使うでしょ。
いろんな人が使っていいのに、なんか「障害者のため」と言われると残念です。

「障害者専用トイレ」もあまり好きになれない。
「専用」って、ややもすると「隔離」になりません？
「障害者も使えるよ」って感じがいいなぁ。
最近の「多目的トイレ」って表示は、かなりいい線を行っていると思うけど、
でもさ、全部が多目的だったらいいんじゃね？
そすれば、別に「多目的」じゃなくね？
なんて、素朴な疑問。

さて、はじめに戻りますが、
「専用」は嫌いだけど、「優先」となると一気に複雑になります。

バスの場合やエレベーターの場合と同じように、
しっかり状況を鑑みないと！

車椅子だと、他の席じゃ支障があるのか？？
机の高さとか、机の形とか、机周辺の広さとか？
本棚に近い？
出入り口に近い？
図書館の職員に近い？

いろんな理由が、普遍的に説得力があれば、
「優先」採用~☆

ちなみにうちの事務所には、「e優先電卓（←自称）」があります（笑）
ちっこいの。
指だけちょっと動かせば、ボタン全部に届く。
そして、ボタンの押し心地も柔らか～。

皆さんの周りにも「・・・優先」有りますか？？