スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

地道に…

2014-07-31 18:32:43 | インポート
現在、アテンダント大募集中です。

e家のアテンダントも大募集中です(笑)
24時間に近い介助体制を組むには、
最低10人、余裕を持って13人くらいの
アテンダントが必要だと思いますが、
e家、現在9名体制です!
わお!
ひとりキャンセル出ると、結構大パニック。
なのに、8月いっぱいで、
もうひとりeアテを卒業するという危機的状況。

求人誌に募集をかけるも、ほとんど電話鳴らず。

そこで!求人誌で事業所登録のアテンダントを大募集すると同時に、
自分の自薦アテンダントを探すべく、
市内の集合住宅に、
アテンダント募集のチラシポスティングを始めました!

ザ・アナログ☆

集合住宅だと、まずは管理人さんに許可もらって入ります。

呼吸器ホースくわえて管理人室に登場。

管理人さん、ちょっとぎょっとする。

私「ヘルパー募集のチラシ、ポスティングさせてほしいんですけど。」
ヘルパーという単語は好きじゃないけど、
アテンダントとかPAとか言っても通じないので、妥協。

管「あ?あぁ…大丈夫ですよ。どなたがポスティングするの?」

私「私です。」

管「あなたがまくの…?」

私「はい、私がまくんです。1枚どーぞ。」
と、チラシをあげる。

管「分かりました、じゃ、どうぞ。」

470世帯くらいある集合ポストにちまちま入れていく。

ポスティングの最中も、
時折ポストチェックに来る住民がいる。

何まいてんのかな?と、横目で気にしている人。

ポストに入ってる私のチラシを見て、
すぐに「いらん」っていう顔で
集合ポストの上にチラシをポイ捨てする人。

ポストに入ってる私のチラシをチラ見して、
また何もなかったかのようにポストを閉める人。

チラシを手に取り、
「いい人見つかるといいわね…。暑いから気をつけてね。」
と声をかけてくれるおばあちゃん。

チラシの内容はともかく、ニコニコして会釈して通り過ぎる人…。

反応はさまざまだ。

一通りポスティングを終え、
管理人さんにご挨拶して帰ろうとしたら、
管理人さん、事前に渡したチラシを見てくれたのか、
「いい人がいるといいね。うん…。お疲れさま!」
と笑顔で見送ってくれた。

なんか、求人広告出しても、
回覧板回しても応募のない今日この頃、
ポスティングなんかで人が来る可能性だって0に近い。

でも、ポスティングしている姿を見てもらうこと自体や、
チラシを見て
「へぇ、こんな人が近所に住んでるんだなぁ。」
って知ってもらうことが、
ひとつの運動でもあるんだよなぁ、と思うのです。

そんな風に思ったら、ちょっとポスティング楽しくなってきちゃって、
その勢いで、隣のマンションまで乗り込んできました(笑)

先日の配布枚数、約600枚!

次はどこに行こうかなぁ!?
ポスティングしていいお家大募集中です(笑)


昭和女子大の講師(EB) 同行して

2014-07-11 15:30:52 | インポート
昭和女子大の単発講師にEBさん抜擢し2年目 
CILの活動について講義する際の同行してきました。

依頼してくれた女子大の先生は、もとDPI経験者でCILについてもメチャメチャ詳しく、
見るからにパワフルでキャリアウーマンタイプ

よく同行する際に感じることですが、約90人もの受講者の前でも全く緊張してない普段通りのEBさん。
人前で話すの苦手な私からしたら、羨ましいかぎりです

生立ち→育った環境→高校卒業し親元離れ→大学時代は常に介助者探しにも苦労されていたそうで・・・
EBさん本人は勿論大変なのですが、
そのような状況を見守る親の心境もどの様なものだったのだろう~と
ついつい娘のような世代の女子大生を目の前に、親目線で考えてしまう私

自分が 親が 身近な人が 障害者になれるチャンスがあるかもしれない などの話もあり~

講義後の質疑応答時間には、自分自身に置換えて~
・親に対して反抗期ってあったんですか
・就活で何度も断られた時、どうしやって立直ったんですか
・就職の際、何度も断られてへこまなかったんですかetc
ポツリ ポツリと出てくる質問に対し 

 
→自立するまで全介助を支えてくれる親の顔色を見ての生活。
 自立して初めて反抗?自分の意見を言えるようになったこと。
→母は強い人で、地域の中で暮らすことに決してぶれることなく、
 あなたのやっていることは間違ってないという信頼感でいてくれること
→この人何故だめだと言っているのだろう?あなたはこう言っているけど、私はこう思う!
 と意見をじっくり聴いた上で 自分の意思も伝えること
 etc  

育っていく中での環境って 人間形成にホントに大切~ と改めて感じてしまい

私自身もEBさんの応答に、自分に置換えてみては
家族への関わり方や 信頼関係 会話のひとつひとつ どうかな? 大丈夫かな?
と自分を見つめる機会にもなったようです

自分の事が一番見えにくいものです。
色んな視点から自分の事に気づいていき、その都度修正していける自分でありたいです。

ゆみ







顔馴染まないと・・・

2014-07-01 19:47:47 | インポート
eです。

久しぶりに遭遇しました。

「入店拒否」

車いす何人かで行ける居酒屋って、ないんですよ。
ほんと。
ほとんどの居酒屋は、車いすユーザーには狭すぎる。
1人か2人なら、まだ入れるけど、
3人、4人になってくると、難しい、っていうところも多し…。

でも、最近、東大和市駅前に、
「車いすユーザーイケるでしょ!」っていう居酒屋発見!

ほとんどお座敷なんだけど、
真ん中に大きなテーブルがあって、10人くらい座れるの。

一度予約して行ってみたら、
割とスペースも広めだし、料理も美味しくて、
みんなで気に入った訳です。

で、今回も、「あの店行こうぜ~!」ってなって、
入ろうとしたら、お店の店主が入口で、

「車いすの方たちねぇ…
 金曜日とか土曜日は、お客さんがいっぱい来るから、
 ちょっと狭くなって、人が通れなくなっちゃうんだよねぇ…。
 平日ならいいんだけど…ちょっと土曜日は困るんだよねぇ…。」

とな。

いやいや、前回土曜日だったけど、車いす3人で入れたでしょ。
あの時、そんなに通せんぼ状態じゃなかったでしょ。
っていうか、もし邪魔なんだったら、
なんでその時に言ってくれなかったのよ。

そして瞬時にいろいろ作戦が頭を駆け巡る。

1、「なんだとこのやろー入店拒否する気か!?
   障害者権利条約を批准した今や、
   邪魔だから拒否は差別にあたるんだぞ!(怒)」
 と、真っ正面から闘う。

→法律がどうとか、差別がどうとか言っても
 人の心は変えられないので却下。

2、「そんなこと言わずに、どうにかしてもらえませんかねぇ、
   ここのお店、大好きなんですよー。
   お料理も美味しいし。
   他のお店、段差があったりして、
   なかなか入れるところないんですよー。
   なるべくテーブルにくっついて座るからさぁ~。」
 と説得、交渉を開始する。

→「ど~しよっかなぁ…どうなのかなぁ~…。」
 って迷いの余地が少しでも見られれば
 交渉してうまく説得できる可能性もあるが、
 この店主の雰囲気だと、物言いは柔らかだが拒否感ははっきりしてる。
 グダグダ説得しても多分無理な感じ。
 外、雨だし、寒いし。
 却下。

3、とりあえず
  「そうなんですかぁ…
   せっかく雨の中来たのに残念で仕方ないなぁー…。」
 って顔しながら引き下がる。

→店主ほっとする。
 聞き分けのいい障害者達、っていう印象を与える。
 その分どこか「罪悪感」みたいな気持ちを残させる(?)。
 次に行った時には断りにくい(?)。
 採用。

どうでしょうね?
どうなんでしょうね?

今回の入店拒否、明らかにあからさまな差別なのですが、
なんとなく、
障害者に馴染みがないからやってしまった感が感じられるんです、私。

私たちを、お客さんである前に、
「障害者来たぁ~!Σ(°□°)」
っていう受け止め方しかできなかったのかなぁ?って。

ちょっと、どうなるかは分からないんだけど、
店主、はっきり「平日ならいいんだけど…」って言ったので、
平日に通ってお店の人とも交流して、仲良くなって、
障害者に馴染んでもらえたら、変わるかなぁ?
と思っています。

酒飲みに行くのも障害者運動ですわ…。
障害者が地域に生きるって、大切ね…。

平成28年からは、障害者差別解消法が施行されます。
障害があることを理由に、
他の人と異なる取り扱いをすることは差別であり、
改善が求められます。
でも、差別したからと言って罰則規定がある訳ではなく、
緩やかに意識改革を求める雰囲気。

今回の入店拒否のような例に対して、
どんな風にアプローチしていけばいいか、
今後、事例を重ねて検討が必要ですね。