スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

対話と行脚

2010-10-13 20:57:50 | インポート
eです。

先日、ハミングホールで、
「いのちの山河」という映画を見ました。

岩手県にある、沢内村という村で、
「豪雪、貧困、多病」に立ち向かったひとりの村長さんのお話です。
なんでも、日本で初めて、高齢者の医療費無料化をおこなったそうな。
赤ちゃんの死亡率0達成も、日本初だったとか。

その、深沢村長のモットーは、
「生命尊重」

「命の重みは、すべての人が平等である」という考え方。
自分は、命をかけて、この生命尊重を貫くのだ、と。

そして、
「対話と行脚」

村全体で、一丸となって課題に取り組むには、
訴えにくるのを待っているのではなく、
自ら実際に会いに行って、自分の考えを説明して、
また、その人の意見も直接聞いて、
じっくりと対話をすることで、本当のニーズを見つけ出し、
共有できる課題を認識し、
解決策を提示していく、と言うこと。


豪雪ですよ。
山奥ですよ。

それでもめげずに、村人1軒1軒を尋ねて歩く気迫と言うか、
本気度と言うか、なんか、すごいなぁ、と思いました。

予算の中でどうにかこうにかするのではなく、
本当のニーズというもの中心で考える。

とことん人の話も聞くけど、
命を守るためなら、時には規則、法律も無視。

そんな、熱い村長さんのお陰で、4~5年後には、
赤ちゃんの死亡率0を達成。
一気に、村に活気が沸く訳です。

深沢村長は、頑張りすぎちゃったせいで、食道癌で亡くなりますが、
棺桶を乗せた車が病院から村に戻ってくると、
大勢の村民が、豪雪の中集まって村長を出迎える場面には、
ほろりと来てしまいました。

実話ですよ!?

人間、本気で、死ぬ気で取り組めば、あんなこともできるんだなぁ…と、
人の可能性というものを、感慨深く想いました。

でも、健康は第一で。
死んじゃったら、元も子もないですから…。

コメント
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