スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

虐待防止研修会

2012-09-20 12:04:44 | インポート
kkです。
一昨日、都の虐待防止の研修会にいってきました。

色々と感じたことはあるんですが、その中から数点ピックアップしたいと思います。

まず、その一、援助者が障害者を権利主体として見ているのかが重要。
障害者福祉は本人の保護や社会の保護という観点から始まり、やがてリハビリ→ノーマライゼーションの考え方が出てきたとのこと。

演者の方曰わく、
「指導員をやってきたけれど、現場は20、30年前、ケアのことを知らずに仕事にあたってきた。
だから例えば、障害だから仕方ない部分もあるのに、利用者が言うことを聞いてくれないと思ったときに、ちゃんとしないと、~してあげないというような手段を使ってしまった。そのことは考えてみるとひどい権利侵害。
他にも、指導員の側から働きかけて、障害者をより良く変えるのだとか、考えてみると失礼な話だった」

私も障害者を権利がある一人格としてとらえることの重要性を再確認しました。

もう一つは、弁護士の方が言っていたこと。
虐待は、人間を信じる心を壊してしまう。非行にはしる人は半数以上が、被虐待児やいじめを受けた人。
そして、一度信頼を失えば、ずっと苦しむことになる。

虐待は言葉以上に残酷で、人生に多大な影響を与えるものだという認識を持つことが重要だと思いました。

考えることは多いですね。