スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

計画相談の大変さを知る

2016-02-18 18:21:41 | インポート
ど~も、iです。

まだ、天候は不順ですが、まもなく春本番。
花粉症の方にとっては、つらい季節が到来ですね。
幸いなことに、私は花粉症ではありませんが、こればかりはいつなるかはわからないし...

さて先日、相談支援従事者初任者研修に演習サポーターとして参加してきました。

公的な障害福祉サービスを利用するには、まずはサービス等利用計画、介護保険でいうところのケアプランが必要になる。
それを作成する、障害者福祉サービスのケアマネージャーといえる「相談支援専門員」の要件として必須研修となるもの。
その研修日程の最後に2日間にわたる演習がおこなわれる。

受講生8名くらいを、ひとつのグループにし、それぞれにまとめ役とサポーターが1名ずつという構成で、モデルケースにそってグループワークによる計画作成を進めていくわけだが、いやどうしてなかなか大変な作業。

今まで、利用者という立場で計画相談の聞取り、モニタリングを受けてきたが、研修とはいえ作成過程にかかわるのは初めての経験。
利用者の立場、視点で受講生をサポートという役目だが、あまり言い過ぎてもいけない。

それに私の教えたがりという性格が、こういう研修とかでは、とかくマイナスに作用するし、とにかく話をふられるまで、じっと我慢。
なれないことも手伝って、初日は何かすんごく気疲れしました。
^_^;

決められた時間のなかで、グループ単位で議論しながら課題をクリアしていく。

これは私個人的に感じたことだが、架空の人物像をもとにしてなので、どこまで具体的にその人間をイメージできるだけではダメで、障害特性、心理状態なども考察にいれ、自分なりのプランを描けないと、議論にも積極的に参加することも難しいのでは?と感じた

参加している受講生の立場はさまざま。
何らかの形で福祉の現場に携わっている点は共通しているが、皆さんモデルケースと同じような障害者との関わり合いがあるかといえば全てがそうではない。
そういう経験がないと、ただ資料にあるものを読み込むだけでは、なかなか見えてこない気がするし。

第3者の視点が入ることはいいと思うが、どこまで当事者の視点で考え、よりそったプランは作成できるか。
それには、どこまで信頼関係を築けるか、まずそれが絶対に必要だと。
でないと、うわべだけ体裁を整えた、申請手続きのための書類づくりになってしまう。

作成の労力も、当事者の障害具合や家庭環境などにも、大きく左右される。
研修ではグループワークで進めていくが、実際にはこれを1人でこなしていくとことに無理を感じた。

私も事務所で現場で間近にみてて大変だなと思っていたが、今回、研修にかかわり、その大変さが半端ないなと。
^_^;

2日間参加して思ったのだが、こういった相談業務にもっと障害当事者が、積極的に参加できる仕組みなりを作れないものだろうか?

まだ制度自体をよくわかってないので、見当はずれな事を言ってるかもしれない。

初回相談の時に、当事者も同行して聞き取りに参加する。
その方が、最初のきっかけ作りとかにスムーズにいくのでは?

もちろん、そういったことをいやがる相談者やその家族がいるかも知れないが、そこはケースバイケースで対応するといたった柔軟性をもたして。

全ての聞き取りに同行は無理があると思うが、初回から数回でも関われば、その後の信頼関係構築にも大きな違いがでてはこないだろうか。

そして、研修でいうフリープラン作成くらいまでは関わるようにしていく。

当事者と介助側がペアなりチームを組み、案件にあたっていく。
そうする事によって、プランがどちらかに偏ることの抑止にもなる気がする。

もちろん、ただ仕組みをつくるだけではなく、障害当事者も受け手側にとどまらず、提供側にも参加する意識改革のような仕掛けのようなもの必要かも知れない。

以前からある、ピア(仲間同士)カウンセリングという、素晴らしいものを使わないのも、もったいない気がするしね。


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