世界が見知った日常に戻った。
自分が世界から孤立した感じで、世界が私を異物として排除しようとするあの奇妙な感覚が消えた
昔から世界が自分を異物として認識し、私を世界から排除しようと世界意思を感じていた。
そしてその奇妙な感じを消すために、ありとあらゆる努力をして、自分を世界に着地? 接地?させようと、動き回っていた。
この感じや行動は、市川卓司氏の小説に詳しい。
もしかしたら、私は軽い自閉症か小児統合失調症患者で、それが今の年齢になって寛解したのかもしれない?
いつも通りの薬をいつも通り飲んでいるから、処方は特に変わってはいない。
とにかく、今日は、自分が世界から切り離された感覚がもたらす、世界バーサス自分という、幼い頃から感じていた、あの奇妙な感じが消えた。
あの奇妙な感じこそ、医者の言う妄想気分なんだろうか?
昔、発達障害の概念がなかった頃や自閉症当事者のレポートがなかった頃、これを妄想気分と精神科医に「解釈」され、強制入院させられていた子供たちもいると聞く。
それは古い精神科の先生ならばご存じのことだろう。
このままこの、自分が世界に接地した感じが続けばいいのであるが。
そんなことを思ったικμτだった。