何を書こうかほいさっさ。
人間、未来に希望が持てなくなると、過去の栄光にすがる。
私のようにすがるべき過去のない人間は、過去のいやなことに焦点を当てて、当時の敵対者を罵る。
そんなことが通俗心理学の本に書いてあって、ギョッとした。
うーん、言い得て妙だ。
だが、そんな生き方はかっこ悪い。
やっぱり前を向いて、一瞬一瞬を大事に生きるしかない。
その大事に生きた一瞬の積み重ねが、私の生きてきた証になるのだ。
貯金をするとしよう。
いま一ヶ月千円を積めば、十年後には十万二千円の貯金になる。
そうそう、元本保証のない、積み立てなんとかにはだまされないでね。
あれは元本保証がないから、元本を割るかもしれないからね。
なぜ私がこんなことを書いたかといったら、私がテレビを見て文句を言っていたら、親に「てつこう。おまえ、俺が死んだ後も、そうやってテレビに向かって文句をいって暮らすのか。情けない。」と、叱られたからであります。
そう、そんな生き方をしていたら、一年で三百六十五回、四年に一度は一年で三百六十六回、テレビに小文句をたれて日がな一日を過ごす老人になってしまいます。
だったら、今を生きる若者たちに、教訓がてらの小説を書いた方がためになります。
そんな話を親や妹と、晩ご飯を食べながらしていました。
そうですね。
小人閑居して不善を為すといいますから、一つ暇つぶしに小説でも書いて、頭と指の体操をしたいと思います。
以上、ικμτ。