父ちゃんが恋しい。
物心ついたときに、父親は腰を痛めて病院に入院していた。
そして周りの男性と言えば、祖父と近所のお兄さんであった。
東洋占いだと、私は父親に縁が薄いらしい。
父親に遊んでもらった覚えと言えば、パパ遊び。
平行線フィーダーで作った、UHFアンテナ作りである。
それだって、父親が好きな巨人戦が日本テレビで終わった後、その続きを千葉テレビやテレビ神奈川などのリレーナイターで、父親に見せたかったからである。
何で今日は、こんなに父親が恋しいのだろう?
そういえば二千二十年の六月以来、父のお墓参りをしていない。
きっと私が父親が恋しいように、父親も母や妹、そして私が恋しいのだろう。
衆生仏を臆念すれば、仏もまた衆生を臆念す。
私が父親に会いたいように、父親も私に会いたいのあろう。
実は父親はそばにいるのであるが、転倒妄想という毒薬を飲んで正気を失った私には父親がそばにいるとわからないように。
(法華経、如来寿量品)
閑話休題。
ここのところ母親の介護にかまけて、父親のことを思い出さなかったので、
「お母さんばっかり」
と、父親がすねているのであろう。
ごめん、パパ。
パパ、忘れたわけではないからね。
これじゃ、俺はファミコンだな。
(ファミコン=ファミリーコンプレックスの意味)
そんなわけである。
さてと、そろそろ寝ますね。
おやすみなさい。
疲れている時など、心がホンワカします
よろしければ、また読みに来てくださいね。
では。