その国の目的は、自国以外の王冠をすべてこぼつこと。
そのための外郭団体として、友愛を謳う秘密結社を作り、ターゲットとなった国で、民主化と称して王冠をこぼつ運動を始める。
確かに腐敗した君主国においては、王冠をこぼてばすべてよくなるだろう。
だが、国民自身が腐敗した国では、王冠をこぼつことは、自らよってたつ、アイデンティティをこぼつことに等しい。
さて、話は変わるがその国の王家こそ、中東の地から離散した某民族の王家なのではないだろうか?
それともその王家はヘンデルのオラトリオメサイアをヒントに、世界征服の野望でも持ったか?
なぜなら出エジプト記に、まさに侵略のバイブルとも言うべき事柄が書かれている。
そう、アロンにひきられたユダヤの民が、カナンの地を侵略するあの下りである。
後世の歴史家は、スペインが現代のラテンアメリカでやらかしたことを口を極めて罵るが、実はそのお手本が、出エジプト記にあることは誰も言わない。
かつて友人が、バイブルの聖絶について、副牧師に質問していたが、まさかバイブルに侵略戦争のお手本が書いてあるとは、牧師として教えられまい。
話が脱線したようだ。
何やら王家の権威を認めないものたちが、王家は我々の税金で養われているから生かすも殺すも我らの自由などと不遜なことを言っているが、この連中。実はその王家があることが、その民族のセルフアイデンティティであることがわからないのだから、面白い。
セルフアイデンティティの崩壊は、アノミーをもたらす。
アノミー。
別名、正気の集団統合失調症と呼ばれる社会病理。
思い返せば。コント五十五号やドリフターズなどが、家父長的権威をあざ笑うようなコントをテレビに垂れ流し、それによって不遜な子供たちが増えてきた。
さらに俺たちひょうきん族などで、仲間をいじるようになってから、いじめ以外で仲間が一致団結して何かをするということがなくなった。
批判されたカリスマは、もはやカリスマではなく、仲間を尊敬せずいじめていれば、そんな集団は自己崩壊する。
何やら話は脱線したが、その恐るべき国を警戒した方がいい。
その恐るべき国とは、英国である。
さてと、朝の頭の体操はこのぐらいにしておこう。
以上、いけもと。