敵の狙いがわかった。
新自由主義の導入は、一握りの大金持ちと、大勢の貧民を作る政治。
そんな政治を導入すれば、衆愚政になるのは目に見えている。
衆愚政の定義は、多数の貧民による、目先の利益にとらわれ、長い目での国家戦略を立てない政治。
確かに言われてみればその通りで、右は日本保守党から左は日本共産党まで、その場しのぎの政策立案ばかりで、長い目で見て、日本をどのようにするかというビジョンがない。
まあ、日本を五十一番目の州にしたいアメリカや、日本を何番目かの自治区にしたい、ロシア中国にとっては都合がいい話なのだろう。
人生もそれと一緒で、目前の事件の事態収拾に追われ、長い目でどんな人間になりたいかというビジョンがなければだめだ。
とにかく、新自由主義を導入したら、衆愚政が待っている。
その良い例が、アメリカで、支持者を連邦議会に突入させて、クーデターをやろうとしていた疑いのある人物が次期大統領だ。
ウオーターゲート事件の黒幕であった、言い換えれば、アメリカ民主主義の根幹を揺るがそうとしたニクソンを辞任させたような健全さは、今のアメリカ国民にはない。
これもって、他山の石とし、日本も長期ビジョンある政治家を首相にしないと大変なことになる。
今の石破内閣は、今までやりたい放題をやってきた、安倍政権の尻拭い内閣でそんなに長くは続かない。
吉田ドクトリンに匹敵するような、長期展望を持っている政治家はいないのか?
そんなことを思ったいけもとでした。