妹が大声を出したので、なんだろうと思って妹に問いかけたら、母親が網戸を開けっ放しにして、サッシの天窓を開けておいたので、妹の部屋にミツバチの女王蜂が入ってきたのです。
急いで妹と入れ替わって部屋に入り、テレビのケーブルの中継に開けた穴から、蜂が母親の部屋に入らないように警戒して、「ハチさん。ここは君の家じゃないから、速やかに出ていくように。」と蜂に説諭をしました。
蜂は扉の方に行って、いうことを聞きませんでした。
それどころか、説諭している私に逆ギレして、私の周りを飛び交っていました。
そして妹が虫除けスプレーと殺虫剤を持ってきて、扉越しに私に渡したのですが、私は蜂を憐れみ、それを使いませんでした。
なぜなら、最近、農薬やらなにやらで、ニホンミツバチは激減しているからです。
そうこうしているうちに、蜂に対して私が敵意を持っていないことを知り、蜂はこの部屋に巣を作ることを断念して、サッシの方に飛んでいきました。
そしてわたしは 「ハチさん、わかってくれてありがとう。さあ、出て行き給え。」と言って、サッシを開けたら、蜂は外に出ていきました。
そして私は蜂が出て行ったことを確認して、急いで天窓を締めました。
そして妹に蜂を追い出した旨を告げ、母親に「花に水を上げてくれてありがたいが、こういうことがあるので、きちんと網戸を締めてください。」と言いました。
そんなことがあった、日曜日の午前の出来事でした。